「【登場人物の掘り下げが甘く、マジックショーがお遊戯会の延長に見えてくる映画】」グランド・イリュージョン 山のトンネルさんの映画レビュー(感想・評価)
【登場人物の掘り下げが甘く、マジックショーがお遊戯会の延長に見えてくる映画】
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確かに、マジックショーには驚きのタネと仕掛けがあったことは認める。また、お金が空から降る演出などは臨場感があって良かったと思う。
しかし、映画そのものにはあまり感動しなかった。終始、「ふーん、そういう仕掛けなのね」「だから、何?⤴︎」という感じ。
要因
①登場人物たちの掘り下げが甘いこと
②説明不足の映画独自の言葉、回収しきれていない伏線の存在
③中途半端なカーチェイスやアクションシーン
④突然の恋愛要素
・ミステリーもの?にも関わらず、フォー・ホースメンのキャラクターの掘り下げや、犯罪に加担する動悸が不十分だと感じた。あまりにも掘り下げが甘いので、彼らが娯楽的にショーという名目で犯罪に加担しているか、ただ楽しんでいるだけにしか見えない。何をもって犯罪紛いのことに加担しようとするのかを掘り下げて欲しかった。
・所々に散りばめられた伏線が細かくて良いんだが、登場人物たちが語る「アイ」が最後まで謎。結局、最後まで謎のままで終わるから内容に没入しきれなかった。とりあえず、保留しつつ見たが「え、アイって何?」状態で終わった。
続編には犯罪の動機とかについても触れているそうなので、見てみるかもしれない。
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