「華麗なイリュージョンが楽しめる痛快なクライムアクション」グランド・イリュージョン よねさんの映画レビュー(感想・評価)
華麗なイリュージョンが楽しめる痛快なクライムアクション
彗星の如く現れたイリュージョニストグループ、フォー・ホースメン。彼ら4人はラスベガスで大々的なショーを開き、客席から無作為に選んだ客を遠く離れたパリの銀行へ瞬間移動させて大金を奪いその現金を会場にばら撒くというパフォーマンスを実施、観客を驚かせる。しかもその現金は実際にパリの銀行から強奪されており4人はFBIに拘束されるが当然証拠は何もなく釈放される。FBI捜査官のディランとインターポールのアルマはマジックの種明かしで有名な元マジシャン、サディウスの協力を仰ぎ操作を続けるがフォー・ホースメンはニューオリンズで開いたショーで衆人環視の中で新たな犯行を行う。彼らは実際に犯行を行っているのか?そもそも彼らの目的は何なのか?
映画は基本的にショーの観客目線で進むので冒頭から最後までダマされっぱなし。監督のルイ・レテリエは『トランスポーター』1、2の監督なので、トリッキーなイリュージョンシーンをスタイリッシュに撮っているし、全然期待してなかったカーアクションもバッチリあってなかなか楽しめる作品。出演作を選ばないことで有名な名優マイケル・ケインとモーガン・フリーマンが出ているのでどっちに転ぶか不安でしたが、これは当たり。
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