「手品というよりも超能力」グランド・イリュージョン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
手品というよりも超能力
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総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
豪華な映像と仕掛けがあって派手な演出ではあるのだが、物語がどうにも非現実的ではまれなかった。
目標となる人物を決めてその人のあらゆる情報をいとも容易く手に入れて、催眠術まで使って簡単に操ってしまう。どうやってその仕掛けを構築するのか、どうやってその立場の人に接触したり潜り込めたりするのか。お金は?時間は?技術は?人材は?情報収集は?秘密保護は?
もし本当にそう計画して実行することが出来れば確かに本当に凄いけれど絶対に出来るわけがない、観ていて仕掛けが分ってくるほどその都合の良さゆえに私にはてんで幼稚に感じてしまった。ここまでくれば手品というよりも超能力、そりゃもしこんなことが出来るのならば何でも出来ちゃうさ。それでいて調子に乗っている登場人物たちのしたり顔にひいてしまう。中高生向けの漫画か小説としてならばいいのではないかという程度の内容だった。
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