「2回目」グランド・イリュージョン U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
2回目
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見直してみたら、どうしてどうして、面白かった。
初見は映画館で、CG=イリュージョンで、イリュージョンって押し出されても「CG」も「編集」もある世界なのになあと、その雑念を拭いきれなかった。
ところが、
2作目を見て、捜査官がアイの構成員でとか、親父が死んでとか、その親父と仇が友達でとか、色々な設定が頭に入った上で見直したら、凄い練られた話で驚いた。
イリュージョン自体は、後説される種明かしにツッコミどころも多いので、それは無理があるだろって感じは拭えはしないが、物語は面白かった。
あれだな「つまんねえと思ってたのに、騙された、案外面白いじゃん」って感じだな。
続編もそうだったけど、嘘(映画)の中で嘘(イリュージョン)をつかれても、その嘘(イリュージョン)は絵空事にしか思えない。
理論上は可能であったとしても、それを実現できますかってなったら色々無理があるので「理論上は」なんて注釈がつく。
実現できない要因…
それはお金かもしれないし、時間かもしれないし、材料かもしれないし、人体の構成かもしれない。脳科学の分野かもしれないし、まだ見ぬ未来の科学かもしれない。
そもそもがハッタリかもしれない。
それら全てを映画はフォローしちゃえるのだ。
当たり前だ。
「世界」を構築するのだから。
元々が、そういう前提なのだから、どんなに凄いイリュージョンをその中で見せたとしても、霞むのは当たり前だ。
1作目を見て2作目の事を思うと、イリュージョンの事とかタネ明かしの部分とか、それなりに現実よりに構成されてたようにも思う。
俺には改善されてんだなと思えた。
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