「もう少しひねりが欲しい」後宮の秘密 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少しひねりが欲しい
自分の人生を狂わせた王家への復讐を、
自分の血縁をトップに据えるという最高の
終結に持っていったわけですね。
それでも最初はいい妻を目指そうとしていたものの、
だんだんととにかく息子だけは守ろうという
信念にそって、
周りの男たちを手玉に取って利用していく。
しかしその姿は対立していた姑と同じ道であるわけで
完全な安寧などは訪れることはない。
一人の女がだんだんと魔物のように成長していく姿を
追ったのはいいとして、
十分エロイのもいいとして。
もうすこしハラハラさせるようなサスペンス要素と
緊張感があれば面白くなったのにと
もったいなくも感じる。
主演の女優さんはアカデミーとカンヌ受賞した
半地下の家族でも艶っぽい場面を演じています。
他のドラマでも可愛らしい顔とは裏腹に
一筋縄ではないかない、
毒婦だったり貞淑な妻から変化していく役だったりが多く、
注目して追うのも面白そうです。
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