泥棒は幸せのはじまりのレビュー・感想・評価
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情は捨てちゃいない
カードの不正利用を繰り返す太った中年女。口が達者で要領に長けている。その被害に遭った男。男女の違いはあるが同名だったことから奇妙な「縁」をする話し。捨て子という設定にしたのがいいですね。
車で逃げようとした際に一瞬自己嫌悪に陥ったのか、男に協力することにした「情」が良かったです。ムチャクチャなやり方ながら「そういうのもアリだな」と男が共感するのもね。
それ以外はドタバタ色々ありながらも、間違えて仕事をクビにされそうだから証明してあげるため付いて行くんですが、女は沢山の人のカードを不正してきたもんだから、恨みを持つ人にも狙わるわけで・・・。まぁコメディですから面白い部分(私はヘビや転んで痛がる素振り)とか、つまらない部分(私は男とのエッチ作戦、追っかけR.パトリックの役)どれだけ楽しめるかどうかでしょう。
古典的だが、靴下にお金!被害に遭ってもやられっぱなしじゃないね!
こんな友情もあるのかもしれませんが、男が犯人だったら無いでしょう。
なぜか憎めない
テーマとしてはかなり壮絶な内容なのに
すごくコミカルにコメディとして描かれています。
吹き替えで見たのですが鉄砲で人が撃たれているのに
なぜか残虐じゃなくコミカルになってます。笑
人が車に轢かれるのに、コミカルですw
人から愛情を得て来なかったであろう主人公。
いつも口から出まかせで人に話して
自分は恵まれているふりをして見えました。
時々なんだか悲しそうに見えたりする表情使いが
すごく上手い女優さんだなーと思いました。
自分の名前、クレジットカードが全て乗っ取られてしまうのに、ラストは友情?とはまた違う、人と人との繋がりを見ることのできる作品でした。
前の会社の社長のIDを乗っ取り、2人で
スイートホテルに泊まり、食事をするシーンで
化粧などして、おめかしていつも見たいに
きどって買い物しているシーンで店員に笑われてましたが
手伝って。といって店員さんに綺麗にしてもらうシーン。
あそこでも、彼女の心の中に変化があるのが
すごくわかりますよね。
また逃げるのか?と思わせといて、自分から
相手の会社に行き、自首していましたね。
泥棒をした相手から学ぶものがあり
感じるものがあり
人の心がしっかり取り戻せたのでしょうか。
そして新しい会社の副社長に無事になり
逮捕された監獄の中でしっかり経理系を勉強し
社会復帰した際に、自社で雇おうとしてましたね。
泥棒からはじまる幸せってタイトル通りでした。
DNA鑑定などして本名がわかったとき
クソみたいな名前ね!で爆笑してしまいました。
その直後に女警官殴って、びりびりされてるのも
笑っちゃいました。
危険なシーンなのに面白いです。
悪いことをしている犯人なのに
なぜか憎めない、逮捕されるのが悲しい
そんな気持ちにさせる女性でした。
見てよかったです!
ID泥棒
2020年7月20日
映画 #泥棒は幸せのはしまり (2013年)鑑賞
#メリッサ・マッカーシー 銘柄って感じの映画です
原題のIDENTITY THIEFどおりに他人のIDを盗んでいた女と盗まれた男が織り成すロードムービー
メリッサは安定して面白いと思います
人生に光
前に飛行機のなかで見たのに、ついもう一度みてしまった。それでもまた、泣いちゃったし、さまざまな生い立ちのなかで、人との廻り合いによる、不幸と幸福を両方みて、やはり人を信じていきたいと思った。コメディだけど、どこか真剣で、泣き笑いできる好きな映画。前を向いて強く生きている人は素敵だな。
罪を改め人を赦す
コロラドで真面目なサラリーマンとして平凡な生活を送るサンディは、フロリダの女詐欺師に自分の身分を盗まれた事を知る。クビの危機や身の潔白を晴らす為、自ら女を捕まえに行くが…!?
日本劇場未公開の全米大ヒットコメディ。
他人の人生をぶち壊し、自分は好き勝ってやりたい放題、しかも全く反省の素振りナシ。
何て不愉快!
それでこの邦題、どういう事!?
…見てたら、う~ん、まんまと好感持ってしまっていた。
真面目男と破天荒女の珍道中。
さすがにラブはないが、ストックホルム症候群という訳でもないが、次第に二人の間に芽生える奇妙な友情。
ラストはなかなかほっこり。
真面目だけに生きてきたサンディは自分の人生を見つめ直し、全てを捨て…というありがちな展開にならない着地は悪くない。
女も自分の人生を改め、サンディの為に自ら下す罪の償いも好感。実は不幸な生い立ちを豪快な性格に隠す彼女に最後出来る“ある存在”。(女に名前を表記しない理由もこの生い立ちに関係あり)
何だか日本の人情映画みたい。
罪を憎んで人を憎まず…というより、罪を改め人を赦す。
基本は王道のアメリカン・コメディ。
ベタなギャグ、下ネタもあり。
女を狙うアヤシイ奴らとのカーチェイスもあり。
個人情報についても風刺。
当代きってのコメディエンヌ、メリッサ・マッカーシーの土壇場!
ジェイソン・ベイトマンも受け身の堅物笑演。
日本劇場未公開のアメリカン・コメディって当り外れ多いが、これはなかなかの掘り出し物!
メリッサ・マッカーシーのリアル肉襦袢
偽電話であっさり自ら個人情報を漏らしてしまったサンディ。
女性のような名前“サンディ”を悪用され詐欺師のダイアナに身分を乗っ取られてしまう。
家族との生活、仕事を守るために、サンディは自らダイアナを捕らえるべくフロリダに向かうが…。
アメリカの警察組織や法律についてはよく分からないけれど、犯人が分かっているのに何故警察が動いてくれないのか?何故サンディが自らダイアナを探しに行かなければならないのか?どうも解せない。
ストーリー的には、加害者と被害者が止むを得ず一緒に旅する状況を作りたかったのだろうが…。
メリッサ・マッカーシー演じる詐欺師も、お金を派手に遣うことでしか人と関われない寂しい女にしか見えず、序盤は痛々しくて見ていられないのだが、珍道中が始まると彼女のエネルギーに圧倒されてつい笑わされてしまうし、彼女の不幸な生い立ちが分かるにつれ、サンディと同様つい同情してしまう。
ある程度の脚本上の不備は、メリッサ・マッカーシーの存在感が吹き飛ばしてしまう。
こういう女優さん、日本にはいない。
すごくよかった
なぜ、犯人が分かっているのに警察が対処してくれないのか、首をひねる部分はあった。かなり悪質なカード詐欺事件で、カード会社も詐欺の場合は免除してくれるような制度はないのか気になった。
メリッサマッカーシーが最高だった。すぐに喉を突くので油断できない。彼女は里親を転々とさせられ、本当の名前も分からなくなって、そんな幼少期のトラウマのせいか、人とうまく関われず中年になっても詐欺行為や暴力や虚言でトラブルを起こしている。
いわばクズなのだが、彼女のいいところは一切愚痴を言ったりメソメソしないところだ。常に明るく、元気に人に迷惑を掛けている。褒められることではないのだが、強さと自由を勝ち得ている。自殺したり鬱になるくらいなら元気に悪さをして逮捕されたり殺されたりした方がいい、そんな生き様は見ていてすがすがしかった。
面白かったし、最後ホロリとする。
アメリカ社会ならではの映画
JALの機内エンターテインメント。アメリカで人気があり、日本未公開のコメントが気になり鑑賞。
物語の始めから最後まで、アメリカの社会システムが映し出されるから、日本との違いに驚いたり、歯がゆかったりと、出演者のキャラの良さに引き込まれ、笑いながらも、いつもの映画鑑賞とちょっぴり違う感覚で最後まで見る。
最後のシーンは、一瞬、これは良いのかと思いましたが、見ていて、これで良いんだね、これの方が気持ちが分かち合えます。
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