「落ちた勢い、凄まじいアクション」ザ・レイド GOKUDO 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
落ちた勢い、凄まじいアクション
スケールアップした分、勢いは落ちたかな。
まあこれはストーリーをちゃんと作ったということでなっていることだから良い。
だけど、正直ストーリーはおもしろくなかったです。
というか、ありきたり。重厚さも潜入捜査官ものにある緊迫感もあまりないために前半はそれなりにアクションがあるが、退屈だった。
だけど、後半からの勢いは楽しい。
スケールがアップした分、アクションのレパートリーが増え、グロさも増えています。
そして、前作よりもアクションが凄まじい。
特に、カースタントでのアクションシーンでは死人がいないか心配なレベル(絶対、この監督、ドSだ)。
もちろん格闘の方でも見所が多数。
前半のそれなりにあるトイレや刑務所のアクションシーン、工場でのアクションシーン。
後半の死人がいないか気になるカースタント、切り裂きまくり折りまくり打ちまくりの格闘戦。
も凄いが、今作は後半に出てきて良いスパイスにもなっているハンマー娘とバットマンの2人。
ハンマーはこういう使い方があったかと驚き、金属バットってこんなに回せるのと驚き、もう一つの使い道に笑みがこぼれる(笑)
とにかく後半は凄まじさに驚きながらもユニークな部分も発揮していてなかなか楽しめます。
ただ、ラスボスは明らかに前作より弱い。
前作のラスボスと今回のラスボスVS主人公にすればドラマ性も上がって良かったのでは?
冒頭で前作のあの人が殺されるのもちょっともったいない気がする。
そこだけがどうも残念。
まあ次回作も製作が決定したことだし、武田梨奈を出して暴れさせてもらいたい。
とりあえず結果的には楽しめる作品なので前作が好きな方はぜひ劇場で。
サブタイトルは大げさで日本とは戦わないのでその辺は注意。だけど存在感がちゃんとありました。