「今度は抗争だ!」ザ・レイド GOKUDO 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
今度は抗争だ!
インドネシア発バイオレンス・アクションの続編。
スケールもアクションも尺もボリュームアップ!
上層部からマフィアへの潜入捜査を命じられたラマ。ある組織の信頼を勝ち得る事に成功したが、やがてマフィアや日本ヤクザも絡む巨大抗争へと発展していく…!
前作のような話は有って無く超絶なアクションを見る為だけを期待すると戸惑ってしまうくらいスタイルを変えてきた。
兄の死が絡むラマが潜入捜査官となるまでの経緯や、マフィアのボスの息子に近付く為に刑務所に入る、抗争の原因である息子の暴走など今回は随分とストーリーがてんこ盛りで、ボーッと見てたらこんがらがってしまうだろう。
しかしこの抗争劇や潜入捜査は日本のヤクザ映画やアジアン・ノワールを彷彿させ、これはこれで面白い。
監督のそれらジャンルへのオマージュ。
アクションはしっかりと期待以上!
シラットやイタイッ!と思わせるアクションは健在。
一対一、一対複数、刑務所内での暴動、そして怒涛のクライマックス…。
血塗れ、泥塗れ…。
アクションはどんどん過激になっていく。
日本人なら気になる日本人俳優の参戦。
遠藤憲一、松田龍平、北村一輝のキャスティングはナイスだが、ちょっと扱いはショボいし、彼らの激しいアクションも見たかった。
『1』『2』と一気に見たが、こうなると『3』も期待しちゃう。
『3』の話は今のところ無いみたいだけど、「もうたくさんだ」なんて言わないで、是非とも!
ハリウッド・リメイク?←ナンデスカ、ソレ?
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