「菩薩様」くじけないで ブレイブさんの映画レビュー(感想・評価)
菩薩様
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主人公が素敵すぎます。
各時代を通して理想的な娘であり、理想的な嫁であり、理想的な母であります。
特に老成してからの慈愛は菩薩様レベル。
おばあちゃんなんですが、一人の女性としても十分過ぎるほどに魅力的でした。
流石は八千草薫と言うべきでしょうか?
その八千草薫さん演じる柴田トヨの若かりし頃を演じるのが檀れいさん。
もしかして宝塚繋がり?
どちらも素敵なんですけどね。
それに違和感も無いです。
芦田愛菜演じる少女時代はまるで『おしん』のようでした。
そのおしんと同様に苦労を重ねる訳ですが、苦労を重ねるほど優しさも増していくように見えました。
そんな彼女の作る詩は優しさに溢れていて、読む者に直接語り掛けてくれるみたいに胸を打ちます。
妙な技巧に拘らないからこそ、実に素朴で素直な気持ちが胸を打ちます。
年老いた母と息子の交流を描いた自費出版が原作の実話、というと『ペコロスの母に会いに行く』と同じですが、其々切り口が違っていて観比べて見るのも面白いかと思います。
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