抱きしめたい 真実の物語のレビュー・感想・評価
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塩田監督に拍手!
この映画は塩田監督の演出力がすばらしい映画です。
ありきたりな、不幸な少女のお涙ちょうだい映画とは分けが違います。
特別な存在の少数派の人が不幸になる話ではなく
多くの人に共通する幸せを描いた点が
他のお涙ものとは違うと思います。
錦戸くんの萌えポイントや、風吹ジュンの母親の演技が素晴らしきとか、錦戸父子のけんかとか、いろんな立場の人が感情移入できるように作られてます。
こういう、ジャニーズの人が主人公で、実話を元にしてて、予告編で本編を想像できそうなカンジの映画って日頃見に行かないけど、そんな傲慢な姿勢は捨てて、どんなジャンルであろうと、素晴らしい監督であれば何でもおもしろいのだと学びました。
期待していましたが…
ピュアラブストーリー
素直に感動出来なかった。
先にドキュメントをテレビで見たのが失敗でした。
本物のリアリティが頭に残っていて、やはり
作り物の映画に素直に入っていけなかった。
生きる事のすごさ、人を失う悲しみは、やはり
ドキュメント番組には敵わない。
俳優さん達は頑張っていたと思います。
しかし、トレンディー俳優と女優では
やはり美化された感が強い。
錦戸君も北川さんも顔が良すぎる。
一番の問題はこの作品の構成です。
悲しみを強調するでもなく、障害者を
描くでもなく、淡々とした時間だけが過ぎる。
徹底的にリアリティに拘るか、
思いっきりエンターテイメントに徹して
悲しみを強調するか、中途半端な印象でした。
安室奈美恵のテーマもいい曲なのに、
劇中では使用されておらず、
テレビCMに騙された感じかな。
映画をみて興味ある方は、ドキュメント番組の
方をぜひ、オススメします。
こちらの方が断然、リアルに心に残ります。
最後にご本人の映像が出るので見逃さない様に。
めっちゃいい。
頑張って演じたんでしょうが、残念。
久しぶりにいい映画を観れました!
良い意味で予告を裏切られた。 お涙頂戴にしていないのが好印象。
映画館で何度も予告編を観て釣られてしまったクチです。
よくある泣く泣く的な作品と思ったら
いざ観たら、全くそうではなく
ドキュメンタリーに近い感じでした。
他の方が既に書いておられますが
人の不幸の話は脚色如何でいくらでも
お涙頂戴的な形に仕上がるんですよね。
それを逆に真っ向から否定し、
ドキュメンタリーのような感じに仕上げているのは
非常に好感が持てました。
ただ生活感満載だけでは映画作品として話にならない。
かといってフィクション満載にしてしまうと
いかにも「作られた」映画の雰囲気しか残らない。
この作品はちょうどその二つの境界線の真ん中をいってると思います。
そうして考えると、メインキャスト二人
錦戸亮・北川景子の演技が素晴らしい。
違和感をほぼ感じさせないくらい役に溶け込んでいました。
脇のキャスト陣も演技含めて作品にほぼ完全にマッチング。平山あやとか、ジモンさんとか、チラ登場だけでしたが窪田正孝とか。
とくに二人のそれぞれの両親役が流石の演技でしたが、その中でも國村隼さん演じる父親はいい役回りでしたね。
ただ、随所に入るメッセージで、観る側の
没入感が削がれるのがちょっと残念。
敢えて読ませるが作品の方向性であり、
安易に語り部に語らせて分かり易くしないという意向にも見えますが…。
久しぶりに
見終わってからジワジワくる作品であり
良い意味で考えさせられる作品でした。
エンドロール後にもワンカットあるので
時間のある方は是非。
感動作!甘々ではない、泣かせるだけではない
数ヶ月ぶりに邦画をみましたが、
これは本当にみてよかった。
いい意味で予想がたくさん裏切られ、感動しました。
ラブストーリーもしっかりと展開するのに、主人公の性格から清々しいくらい軽やかで、甘々になってません。
家族友人との関係、障害や病気について押し付けられるのではなく自然と気づかされる。
恋人への想い、親心、健常者と障害者の分け隔てない関係、少しユニークな友人や親戚。いつのまにかもの凄くあたたかな気持ちで満たされました。
主演2人とその両親役の俳優陣がとても素晴らしかった。 とくに、若い主演二人がこれほど表現豊かだとは
BGMの意外性や台詞もよい。
長回しも効果的につかわれ、印象深い場面ができてました。
予測に反しもらい泣いてしまう場面もあり、後半にあるナレーションは胸にのこる重みと切なさがあるのに、決して余韻が悲しくならない。そこがまた素晴らしかった。ひたすら愛を感じられる作品。
お勧めです。
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