「地下室籠城作戦」孤独な天使たち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
地下室籠城作戦
爬虫類とか昆虫が好きな少年ロレンツォ。地下室生活のために一週間分の食料を買い込み、ガラスケースに入ったアリを育てる。iPodは欠かせないのだが、母親がそれを心配するほど一般的なのだ。毎日のように母親から確認の電話がかかってくるが、「先生に代わって」などと言われたときにオリヴィアが機転を利かせて電話口に出たりする。
そんなオリヴィア。実はヘロイン中毒であり、ロレンツォのところでヤク絶ちをしようと決心していたのだ。げーげー吐きながらのたうち回るオリヴィア。長年音信不通だったようで、久しぶりに打ち解ける姉弟。いけない関係になりそうな雰囲気もあったが、さすがにそれはなかった。
終盤、地下室の小窓から何やら取引があったみたいで、結局オリヴィアはヤクを断ち切れなかったのだろうか。タバコの箱の中に隠し持っていたが、さて帰ろうと言う時にそれを置いていこうとしたのに、ロレンツォが気を利かせてしまった・・・
デヴィッド・ボウイの「スペース・オデッセイ」がイタリア語バージョンとオリジナルバージョンが聴ける。
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