キャプテンハーロック : 特集
「第70回 ベネチア国際映画祭 特別招待作品」
巨匠ジェームズ・キャメロンも「空前の出来」と絶賛!
映像、キャラクター、ドラマ──その“映画力”に映画ファンもうなる!
あのジェームズ・キャメロンが「もはや伝説だ」とまで言い切ったCGアニメ超大作「キャプテンハーロック」が、いよいよ9月7日公開。リアルな映像、ダークな魅力あふれるキャラクター、そして感情をゆさぶるドラマ──オール・ジャパンの才能が世界に打って出る“映画プロジェクト”の見どころに迫る!
■ダークヒーローとしての魅力、世界に迫る映像力、エモーショナルなドラマ性──
映画評論家がうなる「キャプテンハーロック」の“映画力”!
日本のクリエイター陣が総力を結集して作り上げたSF超大作「キャプテンハーロック」の魅力=映画力を「ダークヒーロー」「映像力」「ドラマ性」の3つの側面から、映画評論家/映画ライターが明かす!
■見よ、これが日本の才能を結集した巨大プロジェクト!
史上屈指のアクション・シーンを映像でチェック!
日本映画史上最大級の予算と、5年の歳月を投じてついに完成した「キャプテンハーロック」の壮大なスケールと世界観を確認できる、2つのスペシャル動画を掲載!
■今、もう一度伝えたい、その驚くべき功績の数々!
世界が認めた“本物のアーティスト”=松本零士
1953年の商業誌デビュー以来、本年13年で画業60周年を迎えたのが、「キャプテンハーロック」の原作総設定を務めた松本零士。監督・設定デザインを担当した大ヒットアニメ「宇宙戦艦ヤマト」や、「銀河鉄道999」などで漫画界のみならずアニメ界も席巻し、従来の“子ども向け”とされてきた日本のアニメを、大人の鑑賞に堪えうるエンターテインメントへと昇華させた立役者のひとりだ。漫画家、アニメーション作家としての功績が今なお称えられている人物だが、海外ではその範ちゅうをはるかに超える高い評価を受けていることを、果たしてどれだけの日本人が知っているだろうか。
憂いを持った曲線が持つ独特の画風は、兵器や計器類にまで色気を与え、荘厳な中世ドイツ文化を思わせるモチーフが散りばめられた哲学的で壮大な世界観は、もはや“アート”の領域と言っていい。70年代に放送された「宇宙海賊キャプテンハーロック」が当時70%という驚異的な視聴率を誇ったというフランスでは、その人気は今なお絶大。フランス芸術文化勲章シュバリエの受章に代表されるように、芸術の本場が認めた“本物のアーティスト”として、松本零士は評価されているのである。