劇場公開日 2014年4月26日

「SF(スペクタクル・風呂)映画第2弾!ヘイヘイホー〜♪」テルマエ・ロマエII 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5SF(スペクタクル・風呂)映画第2弾!ヘイヘイホー〜♪

2014年4月28日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

阿部寛がローマ人風呂技師に扮して大ヒットしたタイムスリップお風呂コメディ第2弾。

前作は面白かった。
ユニークなストーリーやローマ人阿部ちゃんのカルチャーギャップに笑った笑った。

こういう大評判のコメディの続編ってなかなか難しいが(例:「ホーム・アローン」「ハングオーバー」)、今回も面白かったと思う。
続編コメディにありがちな過剰路線を極力抑え、前作のセオリーをしっかり踏襲。
ルシウスのカルチャーギャップはもはや阿部ちゃんのお家芸と言って良し!
(阿部ちゃんのローマ語の台詞も増えた)

勿論続編なので、前作以上を目指さなくてはならない。スペクタクル感や感動は厚みが増した。
グラディエーターを登場させたりして、本格ローマ帝国映画へのオマージュ充分。このグラディエーターに扮した曙がハマり過ぎている。
何よりも素晴らしい風呂を作る事やローマ帝国の平和を願うルシウスの熱い姿にはグッとくるものがあった。こんな信念を持った男、今やなかなか居ないね。
もう一人、前作ではイヤミな役所だった北村一輝演じるケイオニウスが今回、意外や意外に感動させてくれた。

お約束の笑いも面白かったが、通な笑いの方こそツボだった。
松島トモ子と猛獣、指圧の神様なんて、今、知ってる人居るのかなぁ??(笑)
このマニアックな部分だけ、「テルマエ・ロマエ」というよりまるで「トリック」?
あの名物おじいちゃんもちゃんと登場。
だけどもう一人名物になりそうなのが、ラーメン屋のおばあちゃん!(笑)

ルシウスが目指す風呂のユートピア。
それに影響を与えた日本の温泉街の雰囲気がたまらなくいい。
ああ、今からでも行きたい!

風呂に浸かり癒やされ、心の平安や平和に繋がる。
ご都合主義な展開だけど、堅い事言いっこなし。
娯楽コメディなんだし、今回も風呂に浸かったように体をほっこりさせようではないか!

またまた大ヒットすれば、第3弾もあるだろう。
でも、笑いや展開のパターン化も今回まで。
次はちょっと新しい要素が無いとね。

近大