「単純だけどちゃんとした映画」ドン・ジョン ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)
単純だけどちゃんとした映画
ジョセフ・ゴードン=レヴィットを「(500)日のサマー」から好きになり、彼の監督作品だということで鑑賞。ストーリーは単純なんだけど、割と楽しめた。
ストーリーはポルノ中毒の男がある女に惚れるけど、ポルノからは抜け出せず…って感じのもの。
ストーリーは斬新でかなりおもしろかった。少なからず男なら主人公に共感が持てる部分もあるのでは。ちゃんと主人公の心情の変化ってのも感じられるため、見応えもあった。
スカーレット・ヨハンソンの魅惑的な演技も良かったし、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技もよかった。ジュリアン・ムーアも言うこと無し。主人公の妹役にブリー・ラーソンが出てるのが案外おもしろい。
断片的に主人公の脳内を描写したものや、主人公のルーティンを同じカメラワークで撮るなど、演出についても悪くはなかった。
映画のジャンルとしては何に属するのかわからないし、好き嫌いは分かれる作品かもしれないが、個人的には90分でこれだったら見る価値は多いにあると思う。
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