「監督らしさたっぷり」FEAR X フィアー・エックス おしずしさんの映画レビュー(感想・評価)
監督らしさたっぷり
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『ドライブ』が好きで、
この監督に興味を持ったが、
『オンリー・ゴッド』で少し
好みから外れ、
この作品で興味を失った。
中盤までのミステリー調は
なかなか面白かった。
音楽のかからない映像も
セリフの少ない運びも
監督らしさがあり、
よい雰囲気で進んでいた。
こちらも主人公に感情移入し、
なぜそこで手かがりが...?笑
とか思ったりしたが、
まぁ気にせず見られた。
だが終盤にかけて、
警官のミスで起きた
事件だったと分かり、
犯人に接触するも
呆気なく終わり、
証拠が警官側で隠滅されて
主人公泣き寝入り。
なんという胸糞展開....。
復讐ではないと言いながらも
撃たれた後の握り拳は
復讐を誓ったように見えたが、
こちらの鬱憤を晴らさず終了。
警官の汚職系だと胸糞エンドが多いが、
この作品は監督の好きな
意味不明な謎シーンが加わり
さらに胸糞。主人公かわいそう...
『オンリー・ゴッド』にも見られたが、
ああいう主人公の感情やら
悪夢的なものを謎シーンで
組み込むのが好きなのは分かるが、
あまり効果的とは思えない....。
この作品のほうがまだマシだが....。
中盤までは面白かった。
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