劇場公開日 2013年5月17日

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「軽く描かれた群像劇でした。」愛さえあれば peanutsさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5軽く描かれた群像劇でした。

2013年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

おしゃれな映画だな〜、と思ったらデンマーク製でした。フランス映画かと思った。
軽い群像劇です。妻に先立たれた仕事一筋のマイペース父親ブロスナンと愛する夫に浮気されたトリーネ中心にその二人の息子、娘の結婚式に集まる人々の人間模様が描かれます。
と、いっても軽いです。
皆、自分大切に勝手気ままに過ごしている人ばかりの集まりだけど、それぞれがお互いを深く気にしないから実にライト感覚な人間集団になっちゃってます。
それに集まる場所がおしゃれ過ぎ。舞台が南イタリアのソレント、っていうんだから太陽サンサン、水面はブルー、遥か彼方に見える山景色…、もう、景色が良いからどんだけドロドロ関係描いても実に明るく感じられるから不思議…。
それに、外人は得です。こんな中年の二人の恋愛模様なのに嫌味ひとつなく、まるで、若者青春映画のように爽やかな気持ちで観れました。
日本人の同年代の俳優がこの映画やったらきっとジメジメ感でちゃうだろうな〜。
息子、娘の結婚の決断もうなずけるし、ラストの展開も俺は‘よかったね’って素直に見終わることができました。

peanuts