「せっかく7年も禁酒してたのに・・・」ブロークンシティ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
せっかく7年も禁酒してたのに・・・
7年前に黒人男性をレイプ犯だとして射殺たため、警察官を辞め、浮気専門の私立探偵をやっているビリー・タガート。秘書ケイティへの給料も滞る中、現職NY市長のホステラーから妻の浮気調査を依頼される。
政治汚職とそれぞれの罪について、マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウがガチンコ対決するストーリー。まぁ、一件の汚職といっても40億ドルをかける都市再開発だから、かなり酷い政治腐敗ではある。
結局、夫婦の意見の対立とかも絡んでくるし、ゼネコンにしても親子の確執があったりと、市長選以外にも対立構図だらけ。正義を貫けるか?などと、最後には見せてくれるウォールバーグだったけど、自らの罪をも認めなければならない。この心の葛藤もけっこうあっさりしていたし、緊迫感は持続しなかった。でも、世界全体の政治腐敗の縮図を描いていて、立派に社会派映画になっていました。
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