劇場公開日 2014年2月15日

「クドカン×三池崇史の長所が活きている、緩急強めの極道エンタメ」土竜の唄 潜入捜査官 REIJI たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0クドカン×三池崇史の長所が活きている、緩急強めの極道エンタメ

2021年11月15日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

三池崇史が培ってきた知見とクドカンの緩急が見事な化学反応を起こしてる。生田斗真の裸も素晴らしい(笑)。家で笑いながら観るに持ってこいな作品。

冒頭からきちんとプロローグを描いているのではぐれずに楽しめる。しかも、緩急を増幅させる極道すぎなキャストが脇を固めているので、締まりが良く見える。そうして固められた極道の世界を大胆かつコミカルに描いているので結構楽しい。しかも、三池崇史の得意とするアクションも組み込まれているので、その地盤の強さを感じる。

ヤクザと聞けば普通煙たがってしまう所を、上手く引き出しつつ緊張感も醸し出しているのもなかなか良い。犬掻きする犬とか、なんかエロい仲里依紗とか、バランスの取り方もかなり分かりやすくてキャッチー。フジテレビのことだから地上波でやれるようなパッケージングをしているとは思うが、それでもエンタテインメント作品には充分なっている。

本作は色々大変そうだなーとは思うけど、やっぱり生田斗真の大変さが一番面白い(笑)。これを卒なくこなしてしまう俳優であることも驚きだし、場面での温度をきちんと伝えきってるのも素敵。次回作もファイナルも楽しみになってきた。みんながこぞって予習するのも分かる。面白い。

たいよーさん。