劇場公開日 2014年4月4日

  • 予告編を見る

「「ロッキー」対「レイジング・ブル」」リベンジ・マッチ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「ロッキー」対「レイジング・ブル」

2022年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2013年12月25日にアメリカ公開のコメディ映画。
30年前にライバルだったボクサーの30年後の決着を描いている。
なぜか最初から「ロッキー」のシルベスター・スタローンを応援する自分がいた。
真面目でストイックなスタローンに対して、どうにも反社会的なワルにしか見えない
デ・ニーロなのだ。
スタローンがボクシング界を引退した理由が、明かされると、ますますデ・ニーロが
敵役で、リンクでぶちのめして欲しくなる。
スタローンの元妻・キム・ベイシンガー。
その顛末が30年後の今もスタローンの心の傷になっている。

デ・ニーロが70歳。
スタローンが67歳。
現役ボクサー並の動きは初めから無理がある。
「ロッキー」シリーズ。「ランボー」シリーズ。
「エクスペンダブルズ」の3シリーズと黄金の作品群のあるスタローン。
この映画はお茶目な番外編。
2人とも懐かしいボクシング映画のファイト・シーンが演じたかったのかも?
さて決戦は?
2ラウンドで瀕死のダウンを受けながら10ラウンドまで戦う不思議!!
決着は2ラウンドで着いている。
ボクシング・シーンは顔面パンチの応酬がほとんど。
3ラウンドから9ラウンドはスローと顔のアップだけ。
スタローンとデニーロの特殊メイクは、見所ですよ。
顔が腫れ上がり、目の垂れ下がったメイク。
本当に10ラウンド戦った味が滲み出てて、メーキャップさんに
賞を上げたい位です。

美しいキム・ベイシンガー。
老トレーナーのアラン・アーキン。
アーキンの車椅子は伊達だったんですか!?

ラストのおまけシーン。
マイク・タイソンとイヴェンダー・ギリフィールドのインタビュー・シーンは
お腹の底から笑っちゃいました。

琥珀糖