「What a lovely film!!!」マッドマックス 怒りのデス・ロード ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
What a lovely film!!!
圧倒的に最高過ぎる!最狂過ぎる!ホワットアラブリーデイ!!!
いわば名作『マッドマックス2』のラストチェイスシーンを120分に拡大したような…最高の拡大再生産だ!
『マッドマックス/サンダードーム』の反省を踏まえて世界観の説明を可能な限り省略したのも正解!サンダードームは無駄ではなかった!
しかもこれフェミニズムがひとつのテーマで…「緑の地」に駆け込もうとする女達と駆け出しの狂人マックス(本作では正直まだあまり狂ってない)!つまり『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は核戦争後の世界における『駆け込み女と駆け出し男』だ!それ以上にこれは新時代の神話だ!
シャーリーズ・セロンが一番カッコよかった
映画はやっぱりどこまでいってもアクション"Lights,Camera,Action" なんよ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は映画の原初的な感動とは何だったかを思い出させてくれる。ヒャッハー!
『ラ・シオタ駅への列車の到着』的なね
ありがとうジョージ・ミラー…
ほとんど宗教芸術。気高く美しく力強い!細部に至るまでの狂気じみた(「じみた」といいながら実は剥き出し!)作り込み!「神は細部に宿る」の意味が俺にもわかったぜ!この作品そのものに祈りを捧げたくなるという意味でもやはり宗教芸術!イモータン!!!
サグラダ・ファミリア。システィーナ礼拝堂天井画。そして『マッドマックス 怒りのデス・ロード』!
アレハンドロ・ホドロフスキーとマイケル・ベイを足してデヴィッド・フィンチャーがブラッシュアップしたような…凄い的を外した例えやけど要はジョージ・ミラーはマジでヤバい!