「行って帰ってくる物語。」マッドマックス 怒りのデス・ロード @hana032488さんの映画レビュー(感想・評価)
行って帰ってくる物語。
以前、鑑賞した作品を土曜プレミアムで。
今回は地上波と言うことで過激なシーンはカットしての放送でした。
日本語版は劇団EXIL EAKIRAです。
もうね、芸能人声優と言うだけでガッカリ度が半端ない。
もちろん、英語版で字幕を付けての鑑賞。
実は前3作は未鑑賞。
まとめサイトでストーリーとか相互性ありそうなアイテムやエピソードを確認してから鑑賞しました。
それでも、映画が始まってからの置いてけぼり感は異常。
え? なになに?
主人公はなんで献血袋とか呼ばれてるの?
主人公なのにトラック奪って逃げるの?
主人公らしくなるのは物語の中盤から。
あくまで、ヒーロー的な立ち位置ではなく、巻き込まれ事故みたいな感じで物語りに参入してきます。主人公なのに脇役ポジションとか、美味しすぎる配置。
じゃあ、主人公は誰なのよ?と聞かれたら
軍曹長のフュリオサでしょう。
物語ではイモータン・ジョーの愛妾達をら逃すために、理想郷である緑の大地(故郷)を目指して爆走します。
もうね。超カッコいい。
アクション映画って車とか銃撃戦がメインになりすぎてキャラクターが薄っぺらくなりがちだけど、目的意識がはっきりしているキャラクターがいる事で、視聴者が置いてけぼりにならない。
なんだかよく分からない世界観だけど、とりあえずフュリオサについて行けば良いんだな!と安心します。
そして、なんと言っても今作の魅力はカーアクション!
ヤマアラシ戦闘車とかどう見ても重いし、ガソリン食う仕様!転がった時の巻き込み事故の甚大な被害。最高。
輸血袋なのに車の先端にエンブレムみたいに貼り付けにして運ぶ仕様。普通に危ない。最高。
映画を盛り上げる効果音が鳴り響く。
カメラが引いていくと火を吹くギタリストとドラムラインが馬鹿でかい音響装置と共に生演奏。笑いが止まらんわ。お腹痛い。
ツッコミ待ちなの?
次はどんなヤベェ車が登場するの?と期待が膨らむ楽しいカスタマイズ車。
エコカーとか言ってる奴がこの世界線にいたらぶっ飛ばされそう。
圧倒的ハイセンスな車を堪能して、しかも爆破してゴロゴロ転がるとか面白くない訳がない。
ぶっちゃけ、ストーリーとか分からなくてもカーアクションが魅力的なので、スクリーンで観たかった。
と、まぁ。長々と書きましたが、まだご覧になっていない方でカーアクションが好きな方にはオススメの映画です。
女性が活躍する…とかストーリーが…と他にも魅力は沢山ありますが、とりあえずツッコミ祭りができる素晴らしい車とか世界観を堪能して欲しい。
一度、鑑賞すると人に薦めたくなる良作です。(好き嫌いはあると思うけど)