「行って帰ってくるだけなのに」マッドマックス 怒りのデス・ロード Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
行って帰ってくるだけなのに
ひょえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今まで映画.comで★5つ付けた作品を全部4.5にして、これだけに孤高の★5つを与えたくなった!
開始直後にさっそく最高潮の迫力を見せてくるから、山場はえーよ!って思ったけど後半も全然勢いが衰えなかった。砂漠の中を車で行って帰ってくるだけなのに、最初から最後まであれだけ盛り上がるって何?天才なの?天才なんだろうね。
前半、村(?)の劣悪な生活とかそういう前置き的な描写がほとんどなかったのが逆によかった。いかに酷な環境かはイモータン・ジョーとウォー・ボーイズの醜貌で瞬時に伝わる。マッド・マックスシリーズは第1作しか観ていなくて、しかもほとんど内容忘れていた私でも十分楽しめたから、今作を初めて観る人にとっても十分!前置きが長くなればなるほど説明的になって白ける。最近そういう映画をたくさん観た気がする。理屈で観る感じの映画じゃないよね。
武器が無数に装備されたトラック、火を吹くバイク、金属にやすやすと穴を開けるモリ(モリ!!)ギターとドラムで爆音を轟かせながら走る巨大な改造車・・・もう男のロマンがこれでもかってくらいたーーーーーくさん詰まっていて、車に対して興味ない私でも興奮した。まじかっこいいと思ったし。なんか横浜あたりで運転席が飛び上がるような改造車バコバコやってるやつらは中途半端なことやってないで潔くこのくらいまでいったらいいと思うよ。本当にかっこよかった!