劇場公開日 2013年7月27日

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「GHQとヒロヒトとその他の人々」終戦のエンペラー Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 GHQとヒロヒトとその他の人々

2025年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

原題“EMPEROR”

~~ 登場人物(キャスト) ~~
●フェラーズ准将(マシュー・フォックス)...恋愛設定は物語を彩るフィクション。
●マッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)...GHQの最高司令官。元帥。
●高橋( 羽田 昌義)...運転手兼通訳

●東条 英機 (火野 正平)...日米開戦当時の首相。
●近衛 文麿(中村 雅俊)...東条 英機の前に首相だった人物。
●木戸 幸一 (伊武 雅刀)...近衛辞任後、東条内閣を成立させた昭和天皇の最側近。

●アヤ(初音 映莉子)...架空の人物。
●鹿島( 西田 敏行)...アヤの父。
●アヤの母 (桃井 かおり)...鹿島の妻。

●裕仁(片岡 孝太郎)...昭和天皇。ひろひと、良い人?悪い人?
●関屋 貞三郎 (夏八木 勲)...宮内次官(ということにして登場しているが、当時の実際の宮内次官は大金 益次郎だから明らかにフィクション)。
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 VODをプロジェクターを使用して大画面で自宅鑑賞しました。
 皇居敷地内撮影をしています。
 菊の御紋章を付けた車を格好良く撮ってます。

 近衛文麿が怒りに満ちて「日米首脳会談を断ったのは米国務省である。」我々日本が悪いならアメリカも同じではないか、アメリカもイギリスも侵略をしているのに何故それは裁かず日本だけ戦犯なのか、といったような発言が印象に残りました。この場面は、映画の賛否の原因のひとつになっています。

 今作は、関屋 貞三郎氏の孫である奈良橋 陽子氏が企画・プロデュースしたフィクション映画です。
 随所に違和感が散りばめられていました。
 そもそも真珠湾の米軍基地への「奇襲攻撃」は、天皇が認可しなければ軍が勝手に動くはずがないと思うのですが...。しかも、ハルノートには触れないとは、やはり天皇もスパイ(CIA)だった説が私の中では有力です。

 滅茶苦茶な今作のシナリオを観て、益々、闇が深いのだなと思いました。

Don-chan
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