「スポ根」タイピスト! れおさんの映画レビュー(感想・評価)
スポ根
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タイピングを軸にしたスポ根映画。
この監督の作品は、テーマにしているものの本職の人が見たら怒っちゃうような大衆娯楽的割り切り方をするね。今回もそうなのでタイピスト本職の方は広い心でお願いします。
ただ素人の私には爽快感とわかりやすさが優先されていて、テンポの良さもあいまってとても楽しめました。
ルイとローズの交流もぐっときた!ローズが田舎娘だけど、なかなか強かなのが良かった。一番の転機となった、偽婚約者騒動で、ルイはとてもお父さんに似ていて、良いところよりも悪い部分を指摘されるのが嫌なのに、自分もそうなっていて悪循環なんだろうけど、ローズが真っ向から切るところがとにかく好き!あれはローズは確かにルイの為でもあったのだろうけど、自分がされて嫌だったことをお父さんに怒っていたのじゃないのかなあと。そしてそれは、お父さんを通してルイに訴えたかった事なのではないのかと。でもそれが色々貫通して、利己的な訴えなのにルイの心に響いてしまうというのが、なんだか人と人の交わりという感じで、とても好きでした。
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