「まだまだダンディなロバート・レッドフォード」ランナウェイ 逃亡者 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだダンディなロバート・レッドフォード
実話を下にした作品。
へぇ。シャイア・ラブーフって、こう言う演技もできるんだ。ロボット生命体に引きずり回されていたり、女の子をチャラチャラ追いかけているだけじゃ無いんですね。でも、そのイメージが強くて、ちょっとこう言う硬派な役回りには、ちょっとだけ違和感がありました。
驚いたのが、ニック・ノルティ。ええっ!凄いガラガラ声と、でっぷりした体。アクションを行っていた当時の面影は・・・。まぁ、何となく凄みはありましたけどね~。
それにしても、歳は取りましたが、ロバート・レッドフォードは良いですね。この作品も、リベラルな彼の人柄がよく表れていて、テロリスト追撃という結構ハードな内容ではあるものの、派手な銃撃戦もなく、むしろ、穏やかに追い詰めていくという感じを受けました。ラストも、非常に、情緒的なラストでしたしね。
原題は『The Company You Keep』ですが、邦題は『ランナウェイ 逃亡者』になっています。洋画の邦題って、結構悲惨なことが多いのですが、これはマシな方ですかね。でも、冷静に考えてみると、やっぱり原題の方が適切といえば適切ですね。だって、そう言う内容の作品ですからね。
物語の下になった“ウェザーマン”とは、1960年代後半から、ベトナム戦争反対を主張してアメリカで活動した実在の過激派組織で、その活動は、政府組織の爆破を繰り返すなど非常に激しいものだった様です。元々ミシガン大学で結成されたので、劇中も、そう思われる所が出ていました。
いやぁ、それにしても、豪華な出演陣ですね。これも、監督ロバート・レッドフォードの力なんでしょうね。
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