17歳のエンディングノートのレビュー・感想・評価
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イギリスの景色
あの小さかったダコタ・ファニングちゃんが17歳の役をやっていて、ただただ驚き!
しかも今から7年前の作品ということは、今はもうすっかり大人になっているのかと思うと感動すら覚える。
主人公のテッサは17歳という若さですでに死を目前に迎えた癌患者。死ぬまでにやっておきたいことをリストにして、違法なことも含めていろいろやっちゃいます。
これは、死を迎える準備なのか?それともヤケになって作ったの?と思っていたけれど、鑑賞しているうちに、そのリスト自体はどうでも良くなっていくのです。
娘のことを大切に思うばかりに鑑賞し過ぎと嫌がられるパパ。ママ業には向いてないママ(でも、人としては決して悪いわけではない)。家族の中で一番素直で一番クールに現実を受け入れているように見える弟。
この家族大丈夫か?と心配していましたが、後半で泣かされます。家族からのものすごい愛情を感じます。
テッサが恋に落ちた相手のアダム。
精神的に不安定な母を支えながら、最初こそテッサに深入りしないようにしていた彼も、覚悟を決めたのか、近づくもその後具合の悪い彼女を見てショック。。。
それでも最後まで彼女を支え続けたアダムにありがとうを言いたい。
アダムがテッサを連れて行った場所がものすごく美しいです。なんでこんなとこにベンチが?とも思うけど、イギリスかと思えば納得。
映画に映るイギリスの街中を見ているとものすごく懐かしくて、タイムスリップしたみたいに楽しめました(渡英経験者です)イギリス英語を勉強している方にもお勧めできる映画です。
死を目前に最後まで堂々と、自分の意志で人生を生き抜いたテッサがカッコよくて愛おしかった。
ストーリーはあるあるですが、素晴らしいロケーションと、悲しい結末ではありますが心温まる作品でした。
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