「ナイスな組合わせ」イノセント・ガーデン 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ナイスな組合わせ
クリックして本文を読む
映像もイイが、何気ない生活音の重なりがゴージャス。そういう所が(良い意味で)癇に障って楽しいなあと思う。
「靴擦れ」と「ピアノ」でグッとこさせるミア・ワシコウスカ素晴らしい。オジマンディアスなマシュー・グードは瞳孔開きっぱなしな感じが良かった。
ヒッチコック『疑惑の影』の「チャーリー叔父さん」「The Merry Widow」といった設定は借りつつも、脚本家がやりたかったのは別の事。そういう人を喰った所も良い。監督さんも余白の多い脚本に色々付け足して、更に違った印象に。結果、本作プロデューサー、リドリー・スコット好みな着地点。それを見越しての脚本&監督の起用か。ナイスな組合わせと思う。
そんな諸々を大袈裟にしすぎずジャンル映画の枠内に納めた余裕もナイス。
コメントする