「パクチャヌクにしては・・・」イノセント・ガーデン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
パクチャヌクにしては・・・
これが観たかったのは何と言っても監督、パクチャヌクだから。
「復讐3部作」で頭ぶん殴られた自分には、
麻薬のような禁断症状さえ感じる劇薬映画となるか。
はたして、期待を裏切らない「ファンタジーな」劇薬でした。
あの監督だからいろんな伏線有るんだろうと、
いろんなシーンで目が離せないから大変。
冷凍庫も思わせぶりだったしね。地下室も。
(あそこのあれは後で処理したのだろうか?)
夜遊び行って帰ってからの例の件は、
「覚醒」ということで良いと思いますが…。
で大筋はあっと驚くとまでは行かないまでもまあまあ。
ジョナサンがどういう立場なのか分からなかったが。
ただ言うほど戦慄では無かったかな。
登場人物が西洋人だと、
ホラーとか全てファンタジーに見えてしまうから怖くない。
脚本も監督自身じゃ無かったのも影響有るかも。
それでもラストは、不幸にして希望の持てる、
納得いくエンディング。
パク作品にしては甘いかも。
叔父さん役のMグード(←良い感じの狂ってる感)と
Nキッドマン(←ダメな母親っぷり)の演技が素晴らしい。
主演ワシコウスカって、ずっと不機嫌な役だから、
不意に見せる笑顔がキュートだね。
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