「洒落たタイトルに騙された」クロワッサンで朝食を odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
洒落たタイトルに騙された
洒落たタイトルにまんまと騙された、原題はUne Estonienne a Paris「パリのエストニア人」。
エストニア人とことわるのだからパリの移民の中でも変わり者なのだろう、気質は日本人に似て控えめで人見知りと把瑠都(相撲)さんが言っていた。それにしてもフリーダ(ジャンヌ・モロー)の歪んだ性格描写は極端だろう、ジャンヌ・モローはもともと愛嬌には欠けるし芝居が上手いので嫌な年寄感が倍増する。老いと孤独がテーマのようなシリアスな話を淡々とした映像で繋いでゆくので観ていて辛くなる。人間を描くにしても小津安二郎ほどの深みは無く苦手な作品だった。
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