江ノ島プリズムのレビュー・感想・評価
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【”親友と愛する女性の為に奔走する漢気ある若きタイムトラベラーの姿。”今作は、邦画監督の中でオリジナル脚本で勝負する吉田康弘監督の若き日のタイムスリップ青春ラブファンタジー作品である。】
■小学校からの幼馴染みで大親友の修太(福士蒼汰)、朔(野村周平)、ミチル(本田翼)。
高校2年生になったミチルはイギリスに留学することになるが、出発当日、ミチルからの手紙を受け取った朔が駅へ向かう途中に亡くなってしまう。
ひとり残された修太は朔の死に負い目を感じたまま、3回忌を迎える。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・江の島を舞台に、コミカル要素を絡めながら、高校2年の3人の男女の想いが交錯する姿をタイムトラベルというSF要素を絡ませて、上手く描いている。
・福士蒼汰、野村周平、本田翼という今や邦画の若手俳優の代表格になっている3人の演技も安定していて、自然に観ていられる。
<修太が、学校に棲むタイムプリズナーの今日子から、警告されながらも朔とミチルのために奔走する姿。
そして、ラスト海岸で修太が朔とミチルと会うも、二人の記憶には修太はなく、修太も二人の記憶はない。
何とも切ないラストであるが、何故か爽やかな余韻が残る作品である。>
過去改変は出来ない、無理にやろうとすると...私みたいになっちゃう...
過去改変は出来ない、無理にやろうとすると...私みたいになっちゃうよという永遠の16歳今日子が早い段階で教えられるてしまう。
ストーリーが友を救いたいに絞りきれてないし設定を活かしきれていない内容。
運命そのままの現在と、運命を変えた現在
修太、朔、ミチルは幼馴染みだったが、2年前に朔が急死、ミチルは留学。
朔の3回忌に彼の家でとある時計を発見、それはタイムトラベルが出来る不思議な時計で、修太は2年前に戻り朔の死を回避しようとするが…。
「時をかける少女」「バタフライ・エフェクト」、そして今大ヒットしている「君の名は。」などと同様、青春×タイムパラドックスの王道。
過去を変えようとしても定められた運命には抗えず…というタイムパラドックスの定石をしっかり踏まえている。
が、前半が何と言うか、中学生が考えたような、漫画みたいなツッコミ所満載。
その最たるが、“タイムウォッチ”。
結局あれは何だったの? 誰のものだったの? 何であんな所にあるの?
見てれば、多分あの娘に関係あるものなのかなぁ…?と推測出来るが、一切説明されないまま。
主人公の修太が、まあ単細胞。
その言動にはイライラハラハラさせられっ放し。
ところが見ていく内に、共感とまでは言わないが、しっくり来るものを感じた。
この粗が目立つ作りの作品が修太を表しているのだ。
修太の向こう見ずな性格が作品を表しているのだ。
あまり賢そうに思えない主人公が(失礼!)、がむしゃらに運命を変えようとする。
修太の決断には胸打つものを感じた。(「バタフライ・エフェクト」が好きな方には特に!)
江ノ島の美しい風景と電車に乗った“タイムトンネル”が、タイムトラベルに不思議な身近さを与える。
運命そのままの現在と、運命を変えた現在。
決して全員がハッピーエンドにならないが、誰かが妥協した…いや、望んだハッピーエンドなら、どちらを選ぶ?
後に月9で再共演する事になる福士蒼汰、野村周平、本田翼のブレイク直前の初共演。(その月9メンバーではないが、吉田羊も)
それはつまり、今も誉められるほどではない各々の演技力がさらに…って事でもあるが、初々しさ、フレッシュさは格別。
この3人が織り成す淡い三角関係も描かれるが、勿論何処までもスウィートに。
福士ファンには開幕早々から裸体サービスがあり、制服姿の本田翼は堪らないほどの目の保養になるが、誰より印象に残ったのは、“今日子ちゃん”。
ひょっとしたら、このタイムパラドックス物語の真の主役だったのかも…。
衝撃
恋仲と同じキャスティングと聞いて気になり、観てみました!
単純に過去に戻って過去を変えるだけかな?って思っていたので、
ラストが衝撃でした( ; ; )
切なさに、涙がこぼれました。
でも、もうちょっといい終わり方をして欲しかったなとも思います…。
例えば、最後の海辺のシーンで、ミチルが修太のことを思い出すとか
あと、今日子ちゃんとももう一回会って欲しかったかな。
途中修太が2人出てきたり、戻る時間が変わったりした時は、え?って思ったけど、
まあそこは置いといて、
優しさに溢れたいい作品だと思います
実際、過去を変えることなんてできないのだから、今を大切にして後悔のない人生を送りたいと思えました!
うん。切ない…
恋仲とキャストが同じということで…気になっていました。
とにかく、切ない!!!幼馴染でもあそこまで出来る関係って凄いなぁ…なんて思いつつ見ました。
これを見る前に時をかける少女を見ていたので作品としては、まぁまぁ似ていたと思います。
江ノ島の風景、そして3人のかっこよさ、可愛さで星3.5です!!!!
恋仲というドラマが現在やっていて福士蒼汰、本田翼、野村周平が主演し...
恋仲というドラマが現在やっていて福士蒼汰、本田翼、野村周平が主演しています。
そういえばあの時も同じ主演者だと思い出し見たことないので見てみました!
私はタイムトラベル系SFが結構好きなので過去にもたくさんの映画を見てきました。
アバウトタイム、バタフライエフェクト、時をかける少女、バック トゥー ザ フューチャー、オール ユー ニード イズ キルなどなど…
アニメではシュタインズゲート‼︎
やっぱりタイムトラベルいいなと思いました!
途中何故学校に進入してセコムが鳴らない⁉︎とか苦情とか来ないんだとか思いましたがいいんです。。。映画なんで笑
人のために自分を犠牲にする主人公カッコいいなと思いました
自分も友達を大切にし、まだ高校生なので1度しか経験出来ない青春を楽しもうと思えた作品でした!
主題歌もリンクしていてとても良かったです。
あの後、バスケの試合どうなったのかな…笑
福士君、野村君のカッコよさ、ばっさーの可愛さ、江ノ島の素晴らしい景色を含め4.5です!!!
思い出は儚くて切ない
冬に夜の校舎で花火。これぞ青春なシーンは、キラキラしすぎて眩しかった。笑
そして思わす冬の江ノ島・鎌倉高校前駅に行きたくなってしまった。
互いの思い出を消すか、運命を変えてしまうかの選択。
デジャヴってこういうことなんでしょうか。
自分だったらそれ以上のリスクを取ることよりも今が一番ベストだと思って
現実を受け入れていくと思ったが、福士蒼汰の立場だとまた変わってくるのだろうか。
ラストシーンは三人の関係性の変化にとどまらず、三人を取り巻く周囲の変化を見たかった。
なぜなら三人の関係性が本当に変わってしまったかどうかは、三人それぞれがその他大勢の人たちと一緒にいる中で、互いがどのように立ち振る舞うかでより明確になると思うから。
それぞれが他人同士になるだけでなく、他で新たな人間関係を築いているという作りだとより切なさが増したかもしれないと感じた。
好きかも♡泣けたーーー。
期待以上に良かったです。
時空を超えていくという・・・ありがちな設定なんですが
なんとも自然に
あまり違和感なく最後まで観れちゃいました。
歴史を変える?
これまたありがちな設定(笑)なんですが・・・
最後はなぜか涙が出てしまいました。
青春だなーーって
そして真実に翻弄する福士さんの役どころも良かったです。
キャスト陣も少ないわりに
存在感があって、際立ってました。
ストーリーの自然さに
見ていて気持ちが良かった。
せつない感じを
ぜひ味わってほしい作品です。
切ない
三人の思いもあるなか一人が死んでしまう。そして、タイムトラベルでその過去を取り戻そうとする主人公。ヒロインの思いは主人公に向いていながらその思いを無いものにする決断。親友を生き返らせるために仲の良い二人から自分が忘れられてしまう決断。人の命が復活するのであれば、天秤にはかけれないと思うけど、でも彼女可哀想だなと思った。そして、存在がなくなってしまったからその気持ちも消えていく。何か悲しく切なく感じた。
生きることは切ない。
こういう青春タイムトラベルものには昔から定説があって、
過去は絶対に変えられない、いや、変えてはいけないといった
掟がまず存在して、そこを主人公がどうしても助けたい人(恋人や親)
のために何とかならないかと奔走するところが醍醐味だったりした。
本作もそういった一種なんだろうと、ほぼ地なのか演技なのか^^;
分からないユルい3人の演技と青春模様を眺めながら思っていた。
主人公・修太は自分のせいで、親友・朔が命を落としたと思っている。
もうひとりの幼なじみ・ミチルが、二人に何も告げずイギリス留学を
決めて旅立ってしまい、それを追いかけた朔が心臓の病で命を落とす。
彼が駅まで走ったのは、自分が彼の自転車を借りたせいだと悩む修太。
本編は、朔の三回忌の朝から幕を開ける。
この時点で、修太にとっての朔という存在が明らかになる。
朔の母は修太に逢えたことを非常に喜び、未だ朔の死から醒めていない
彼の部屋の模様が映し出される。
決して修太のせいではないからという母親の言葉も、修太にとっては
やはり重荷だろうな…とこの時点で思う。
朔の部屋で偶然見つけた「君もタイムトラベラー」という奇妙な本と時計
によって、修太は過去の二人に逢いに行くことになるのだが…。
青春モノの範疇を出ない過去の演出は、半ば下らなさと初々しさが
入り混じった、私からすればこそばゆい感覚のやりとりになったが、
ここに奇妙な少女が投入され(これが誰なのか)この子がかなり重要な
役回りを演じることになっていく。これもまた新しい試みだと思った。
ミチルが何も告げずに旅立った理由は何だったのか。
タイムスリップを繰り返す修太は朔の運命を変えることができるのか。
謎の少女・今日子の正体は誰で、彼女が暗示するものとは何か。
様々な憶測と後半~ラストの緊張感はなかなかで、私もまさか、エ!?
と思うようなラストとなった。この切なさはどう例えればいいんだろう。
いかにも青春模様と思える「プリズム」を使った教室でのお遊びなど、
微笑ましい日記のように描かれているが、若干そのあたりが長くなり、
早く何とかしろよー。と、飽きてくる場面もあった。
また後半、タイトルにもなっているプリズムが何か意味を持つのかと
期待したけれど、そうでもなかったところなど非常に勿体ない。
もっと三人のこれからに準えるような扱い方をしても良かったのになぁ。
しかしラストの切なさは、タイムトラベルものの定説を裏切っていない。
ただ、大変申し訳ないけど私は思ってしまった。
なんだよ、やっぱりオトコって友情を選ぶわけかよ、って。
(誰かの運命を変えるということは…っていう内容、ちょっと辛かったな)
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