「新海誠の作品はこれが至高。(追記あり)」言の葉の庭 image_taroさんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠の作品はこれが至高。(追記あり)
長編作品でないにも関わらず、長編並みの満足感。秦基博(&大江千里)の歌が彩る鮮烈なクライマックスが胸に突き刺さる。この作品以降のメジャーになった作品より、私はこれを推します。新海誠は、元々作家性が強く、ある意味でアクの強い作品を放ってきた(正直、観ていてうんざりする作品もあります)。これはまさにその極めつけの結晶と思います。
『君の名は。』でメジャーになった今こそ、もっとわがままに、自分が作りたいものを作っていただきたい。受けを狙う必要はないです。
(2024.9.27追記)
『天気の子』までは上記のような感想で揺るぎなかった。だが、『すずめの戸締まり』を観るに至っては、相当に感情を掻き乱されたが故に、新海誠は「大衆向けに作ること」と「わがままを通すこと」の間でバランスが取れるようになってきたとの印象を持った。良い傾向だ。
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