「未成熟なほろ苦くときめくとき」言の葉の庭 たなかつさんの映画レビュー(感想・評価)
未成熟なほろ苦くときめくとき
夢があるって、打ち込むことがあるって素敵だ。その実現性なんて関係ないんだけど、もやもやした中を自信なく進んでいる。その時、まわりが評判は気になるけど、アドバイスなんか聞きたいわけじゃない。
社会で理不尽な壁にぶつかる。ものすごくデリケートな関係で動きが取れなくなる。その世界で立ち直れないかともがく。
そんな二人にとって、雨の公園は現実から少しだけ逃避できる空間だったのかも。そんな空間で、ある意味裸の心の二人の時間を重ねると、頭じゃない深い感情が芽生える。
それが現実になった時、裸ではいられない。ただ、芽生えた感情は本物だ。
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