「玄関とお兄さん。」サプライズ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
玄関とお兄さん。
ホラー、スリラー、スプラッタ系をまったく観ない性質なのに、
フリーパスがもったいない!という理由でまた観てしまった。
いや~。普段観てないジャンルですと、
これが面白いのか、それともつまらないのか見当もつかず、
気の利いたレビューがゼンゼン書けそうもない^^;すみません。
ただ、この邦題。
サプライズっていうけど、どこがサプライズ?なんだろう。
いっそ、サバイバルとかさ。(これじゃスリラーにならないか)
原題通りの方が良かった気がするんだけど…。そもそも冒頭の
殺しが何だったのか?鈍い私は中盤まで分からなかったもの。
チラシが面白くて(三枚ある)、キツネ、ヒツジ、トラとくるから、
ココになんか意味があるぞ!と普通は誰もが期待しているのに、
なんの意味も持ってなかった、ってのはどうなんでしょう。
面白さでいうと、中盤から殺し方がギャグみたいになってきて、
(でもゲラゲラ笑えるほどじゃない)ふざけてんの?というノリ。
何しろサバイバル訓練を受けていた、というヒロインの強さは
これでもか!と犯人を殴り殺す時に炸裂するしつこさに集約され、
判別できないほど殴っておいて「知ってる顔?」には、たまげた。
もっと目を塞ぎたくなるほどの凄惨さが覆うのかと思ったけど、
ドデカい音響でドキッとはするものの、そこまで酷くは映さない。
ただ真犯人には…なぁ。
コイツだろ!ってすぐ見当がついてしまったんだけど(一人はね)
まぁ面白さでは、ダントツで長生きしちゃうお兄さんでしょうか^^;
そうか、サプライズは、最後の最後に発動するあの仕掛け。
あれは可哀想だー。うわ~!やめろ!ダメだー!ってなるもんね。
そしてとどめにタイトル表示。ここがいちばん巧かったわ。
(あの三人使うなら、日本のゆるキャラ使った方がイケてませんか)