アンコール!!のレビュー・感想・評価
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マリオンは全て見据えていた…?
マリオンは自分がいなくなったあと、アーサーは1人で塞ぎ込んでしまうことを見据えて、地域のコミュニティや家族の中に居場所を残してあげようとしたように感じた。
もしそういう意図があるとしたなら、なんて出来た奥さんなんだ!正反対の性格で揉めるどころか、旦那の頑固さをも包み込む太陽のような存在。素敵だな〜。
There is somebody out there for everybody. いつかきっとそういう相手に出逢えればいいけど…。
ブリティッシュアクセントの聞き取り練習にもちょうど良かった◎
生きづらい性格の人に
講師が主人公に「あたな生きづらい性格してるわね」と言ったのが印象的。主人公のアーサーは、妻のマリオンをとても愛しているけれど、妻の友人たちに悪態を付き、一人息子とも確執がある典型的なクソジジィ。
人前で歌うなんてとんでもない!だった人が少しずつ変わっていく姿に涙。仲間と一緒に趣味を持つのって素敵。何かを始めるのに遅いことはないと背中を押してくれる作品です。
私も主人公そっくりのひねくれ者で生きづらい性格。このまま歳を取ったらアーサーばりのクソババァになること間違いなし。それにストップをかけてもらえた気がします。「あなたそんな考えだと自分が嫌になっちゃうでしょ?」って。
老夫婦の愛も素敵でしたし、節目節目におばあさんになっても見続けたいと思う作品でした。
歌がとにかく素晴らしい。ストーリーとリンクしてるのもあって泣いてしまいました。画面越しでも笑顔で歌ってるのを聴くと元気出ました!
決して説教くさくなく、大切なことをたくさん教えてくれました。既婚者や自分が嫌いな人にはぜひ見て欲しいです。
邦題がイマイチ。こっちの方が「天使にラブソングを」が合ってる。愛する妻に向けて不器用な夫の歌は胸を打ちました。
戦う老人たち
まだ先と思いつつ、でもそう遠くもない自分の老後を想像すると身につまされる。その時、主人公のような偏屈なおじいさんになっていたらどうしよう。伴侶とはどちらかが先になくなるわけで、自分が残されたら、たちなおれるだろうか?
目標を持って生きる、人とのコミュニケーションを大切に、主人公のように生きられるだろうか? 少なくとも目標や生きがいがあると、幸せに近づけるということかなあ。
♪True Colours♪
歌うヴァネッサ・レッドグレーブにはたまげた。やっぱり名優は何でも出来るんだね。ラストも上手い。
アーサーの勇気
1番はコンクール本選にでられない事になったが
アーサーが引き返して強引にでた勇気が見どころだった。
前半のアーサーとマリオンの関係性は素敵だったが、
なぜマリオンはアーサーと一緒にいられた事が幸せというように、
気難しいアーサーを愛していたのかを描いてほしかった。
笑いと感動両方味わえる素敵な映画。 不器用で頑固な主人公の味わい深...
笑いと感動両方味わえる素敵な映画。
不器用で頑固な主人公の味わい深い演技とちょっぴりちりばめられたイギリス独特のジョークがたのしい。
歌で贈ったラブレター
英米でタイトルが違う本作。
邦題は元気が良くていいですね。
常に苦虫噛み潰したような表情で取っつきにくい頑固爺Arthurと、明るく朗らかで人気者の美人おばあちゃんMarion。爺ちゃんはともかく、おばあちゃんどうしてこんな気難しい男を選んだの?と訊きたくなるくらい、はたから見ると全く正反対の2人。でもお互いをよ〜く理解しているラブラブ夫婦。
愛妻は癌でターミナル。
1日でも長く生きて欲しいと願い、妻の体調を気遣うArthurの気持ちは理解できますが、残りの時間を少しでも楽しく過ごしたいというMarionの希望を、彼の辛辣な態度は時として邪魔してしまうことに。
いつお迎えが来るか分からない状態の妻が夫に心を込めて歌う”True Colors”。こりゃみんな涙腺やられるわ…というくらいこの夫婦にぴったりの歌でした。号泣(T ^ T)。
どんな風に生きてきて、誰が、どんな状況で歌うかで、同じ歌でもこんなに違う。
当時ラジオで流れると微妙な空気になったアノ歌も、人生の大先輩が大勢で楽しげに歌うと、もうなんでもどうぞという気分になります(^^)。それは歳を重ねないと得られない大先輩の風格なのかも知れませんが、聴いて歌って聴かせてと、歌を心から楽しんでいることが最大の魅力なのだと思いました。
音程を多少外しても、豊富な人生経験から滲み出る歌声は、観客の心に染み込んで涙腺を震わせます。
おじいちゃん達のロボットダンスには爆笑。
先生の選曲が神がかり的にユニークなのだけど、素直に練習する茶目っ気たっぷりの合唱団の皆さんが面白いです。
突っ込むとすれば…
そもそも可能なことにびっくりな無断飛び入り参加、それでもオーケストラの演奏はバッチリ…。
規格外のシニアパワーに圧倒されたのでしょうかね(^^)。
特定の歌を聴く度に蘇る思い出ってありますよね。愛する人がたとえ消えても、想いは歌と共に残る…。
歌の素晴らしさを印象付ける良作でした。
(それにしてもVanessa Redgraveは背が高い!)
昔ながらの頑固一徹親父。でも、緊張の糸が切れると涙もろくてあったか...
昔ながらの頑固一徹親父。でも、緊張の糸が切れると涙もろくてあったかい。
誰にも訪れる老いた人生をテーマにした涙ホロリな作品。
これはアカン!超反則映画。 息子ともうまくいっていない頑固爺さんが...
これはアカン!超反則映画。
息子ともうまくいっていない頑固爺さんが主人公。彼の理解者である明るい妻マリオン。マリオンの合唱の先生であるエリザベス。とにかくこの三人の演技が素晴らしい。そして歌の力。
癌により余命宣告を受ける妻マリオン。もうこれだけでもわかるはず。
中盤のマリオンの歌からもう泣きっぱなしだった。劇場で見ていたら間違いなく満点だったろう。いや、劇場でなくて良かったかもしれない。こんなに泣いてたら恥ずかしいから(笑)
久しぶりにこのフレーズを使います。
見ないと人生で損をする作品です。
今の僕には良いものを観ました。
先日、録画したものを観た。
好感度の多かった母が先に逝き、
悔いを語ってばかりの父。
その父に逢うたびに怒鳴られる息子の私。
とても内容と重なり、今度の日曜日に母の墓参りから父に逢いに行こうと思いました。
気難しくも深い愛ある男の家族の再生物語。
妻・マリオンの死はまだこの物語の中盤に過ぎない。核となるのは「家族」がテーマだからだ。
頑固なアーサーのキャラを表すセリフ、情動がそこかしこに散りばめられていて、いずれのセリフも心に刺さる。
そしてマリオンとアーサーの歌が本当に心に響く。
アーサーが歌い終わったあとに目から零れ落ちる涙。素晴らしい演技。
脚本、役者どれもが素晴らしい。
妻が亡くなってからソファーで寝ているフリからのラストシーンでベッドで寝ているシーンがあるが、これの良い伏線になっている。予想はできていたが、きちんと回収されると気持ちが良い。
うそくさい(笑)
あんなジジイはそうそう変わらないし
あんな明るい奥さんと暮らしてて
可愛くない老人になったとしたら
他人にはいい人でも
夫には満足させてあげられなかったのと違う?マリオン
まーいーかー 映画だから(^-^;
タイトルなし
後半はなんだか『スウィングガールズ』とダブって見えてしまったな...
なんだかんだで、ある意味かなり幸せな爺さんの物語。
盛り上げ方はいまひとつ上手くない印象。いい話だけどそれほど余韻はなかった。天邪鬼なのだろうか、みんなストレートにいい人すぎてくすぐったかった。
アンコールのシーン、あったっけ?なんか含意があるのかな。でも原題、『アンコール‼』じゃないし。
頑固爺の心の氷解物語
主題はよくあるやつ。頑固な爺さんがなにがしかの切欠で心を溶かしていくってやつ。だから最初から終わりのイメージはついている。でもそこに至る雰囲気がよい。アーサーとマリオンの関係。エリザベスの気さくな人柄。孫の存在。頑固だけど嫌なやつじゃない。ほんとの色を見せてよって歌うマリオン、とても良いシーンだった。
ぎこちない夫婦愛に喉がヒリヒリしました。
見た目からして頑固者のアーサーはガン手術後の妻マリオンと二人暮らし。マリオンの趣味は近所のロックンロール合唱団“年金ズ”で歌うことだが、アーサーはただ外でタバコを吸いながら練習が終わるのを待つだけ。野外ライブの成功で大きなコンクールに出場することになり練習に励む“年金ズ”だったが練習の最中に倒れたマリオンのガンが再発したと主治医から告げられる。最後まで好きなことをやって過ごしたいと願うマリオンのため、人前で歌うことなどもってのほかだったアーサーは次第に“年金ズ”に惹かれていく。
MotörheadのAce of Spades他”年金ズ”のレパートリーが実にカッコいい。ご近所ともまともにお付き合いできない頑固者アーサーに寄り添うマリオン役のヴァネッサ・レッドグレイヴ、年金ズの指導者リズ役のジェマ・アータートン。そして硬く閉ざした心を少しずつ開いていく様を表情と仕草で見事に表現したアーサー役のテレンス・スタンプ。とにかく演技陣が実に見事。軽妙なコメディで何度となく笑わせられるわけですが、アーサーとマリオンが織りなすぎこちなくも確かな夫婦愛に喉がヒリヒリするまで泣かされました。
その日
夫婦ひとりが欠けると凄く寂しい。こういう時、男性の方が弱いんじゃないかな。でも、泣いてたって始まらない。私にもいつか必ずその日が来る。だから、人生精一杯やってみる価値はある。
好きなシーンばかり、何度も見ている。
老いても名俳優、名役者の演技に魅了され、その格好良さに惚れ惚れとしてしまう。
「こんな男性に好かれた女は幸福だ…」と、頑固ジジイという設定を忘れ、彼の透き通る様な美しさばかりが目に入ってくる。
主人公の老夫婦二人の歌が耳から離れず、何度も繰り返し見てしまう。
映画自体の感想はそれ程でもないのだが…。
素敵な夫婦
とにかくマリオンがすばらしい。
マリオンみたいな女性になりたい。
すごく素敵な夫婦だった。
泣いた。
最後のコンテストのシーンは
大好きな天使にラブソングをの2とすこしかぶってしまうけど、
心がほっこりするので見たあと嫌な気分にはならない。
アーサーの心がすこしずつほぐれていく感じがまたいい。
マリオンの前で素直になるアーサーがかわいい。
こんな夫婦になりたいな。
日本にもいそうな頑固爺
まず、パッケージの細部迄確認せずにレンタルしたため、主演は写真だけを見てクリント・イーストウッドかと思ったら、テレンス・スタンプだった。あらま、二人似てないか。
息子との確執の明確な理由は分からないが、父親が言葉足らずで、子供を思う本当の気持ちが上手く伝わっていなかったのだろう。そして潤滑油の役割を担っていた母親の死によってコミュニケーション手段が絶たれる。昭和のお父さんといった感じか。
まあ、そこそこの作品かな。
涙があふれる
元よりおじいちゃんものに弱いのと、合唱ものが好きなので映画公開時から気になっていた。
案の定、アーサーとマリオンの愛情深さが表れるシーンや、アーサーが自分の殻を破ろうと奮闘する姿に始終泣いていた。
アーサーとマリオンの過去を直接回想しなくても、2人の表情や言葉、行動を見ていると昔からお互いに深く愛しあっているのが分かる。アーサーは気難しい頑固者だけど、マリオンが「愛している」と言えば、恥ずかしがることも無言になることもなく目を見つめて「私も愛している」と返す。そんな関係を築ける2人はとても幸せだと思う。最初から最後まで、アーサーはマリオンを愛しているし、それはこれからも続いていくはずだ。
アーサーと息子の難しい関係に少し感情移入してしまった。実の親でも言いたいことが言えなかったり、それでもういいや……と離れたくなる気持ちはある。
途中、アーサーがソファで寝るようになったのは、マリオンがいないベッドでは自分が独りきりになってしまったことを実感してしまうからだと思った。この後、ベッドで寝るシーンが来るといいなあと思っていたら、最後に実現して幸せな気持ちになった。
マリオンが逝ってしまっても、アーサーはもう独りではない。
年金ズの仲間や、孫、そして息子が側にいる。そして、マリオンも見守ってくれていると思った。
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