「ケルベロス・コードの謎」エンド・オブ・ホワイトハウス 星織音(ホシ オリオン)さんの映画レビュー(感想・評価)
ケルベロス・コードの謎
まず、韓国の首相が出て来ますが、普段、韓国大統領ばかりが目立っているので、韓国にも行政のトップで、大統領を補佐する総理大臣がいるのは当然ですが、なんだか違和感がありました。
今回の主役は、大統領の元シークレットサービスで、今、財務省でデスクワークをしている特殊部隊の経験のある役人です。
大統領夫人を守れなかった事を悩み、自らシークレットサービスの任務から、デスクワークに異動した人です。
今回、ホワイトハウスで、テロが起こったため、駆けつけます。
そして、ホワイトハウス陥落後、大統領を1人で救出する話です。
アメリカ大統領を人質にしたテロリストの目的は、日本海からアメリカの第7艦隊の撤退と韓国にいる在留米軍の撤去です。
そして、ケルベロス・コード(核ミサイルの自爆コード)を知っている3人、大統領、国防長官、陸軍大将 から聞き出し、3コードを入力すると、アメリカ中の核ミサイルをサイロの中で自爆させ、アメリカを核で破壊する事でした。
大統領以外の2人が、ケルベロス・コードをしゃべるのは、暴力を見かねた大統領が、死にそうな本人たちに、しゃべるように命令したからでしたが、最後のコードを大統領自身がしゃべっているシーンが無いのに、自爆装置が起動した事が不思議でした。
それに、自爆を解除するのは、たった1つのコードで良くて、下院議長でもコードを知っていた事は矛盾していました。
それにしても、この映画には、主役の元シークレットサービスの非情さが表現されていて驚きました。
主役は、優しさもあるんですが、どんどん悪者を銃、ナイフ、首を折るなどして殺して行きます。
最後に、この映画は完全に日本を無視していて、北朝鮮や韓国しか出て来ません。
日本が、ないがしろというより、アメリカにとって、韓国は、北朝鮮というか、共産主義に対する、最前線の砦というか陣地だという印象も受けました。
これはひどい...
大統領のコードが犯人グループに分かったのは、総当たりで解析したから。解析している描写がある。
解除コードは、格納されていたアタッシェケースから取り出した描写がある。
本当に映画を観た上で書いているのか...
ここまで理解力のない人を相手に映画を撮らないといけないなんて、製作側も大変だ。