「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ! 流れるように人が死ぬ、午後ロー感満載の快作♪」エンド・オブ・ホワイトハウス たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
バケモンにはバケモンをぶつけんだよ! 流れるように人が死ぬ、午後ロー感満載の快作♪
シークレットサービス捜査官マイク・バニングがアメリカ合衆国の脅威と戦うポリティカル・アクション映画『エンド・オブ』シリーズの第1作。
テロリストにより占拠されたホワイトハウスから合衆国大統領を救い出す為、元シークレットサービスのマイク・バニングが、単独で死地へと潜入する…。
監督/製作は『トレーニング デイ』『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークア。
主人公マイク・バニングを演じるのは『オペラ座の怪人』『300〈スリーハンドレッド〉』のジェラルド・バトラー。なおバトラーは製作にも名を連ねている。
アメリカ合衆国下院議長のアラン・トランブルを演じるのは『ショーシャンクの空に』『ダークナイト』トリロジーの、レジェンド俳優モーガン・フリーマン。
アメリカ合衆国大統領、ベンジャミン・アッシャーを演じるのは『幸せのレシピ』『ダークナイト』のアーロン・エッカート。
飛び交う弾丸、テロリストの脅威、狙わられる合衆国大統領、刻一刻と迫る核攻撃へのカウントダウン、敵地へ単独潜入する主人公…。
80's〜90'sを髣髴とさせる、徹底的な人命軽視と容赦ない暴力が魅力なザ・午後ロー映画✨
2010'sの映画とは思えない、難しいことを考えずに楽しめる、ただただアクション的快感を追求した快作♪
映画開始15分くらいからクライマックスまで、ノンストップで進行するサスペンス。
敵方のテロリストのプロフェッショナル感がたまらない😆
市民の命を巻き添えにすることも厭わず、自身の命すら投げ打って作戦を遂行しようとする恐ろしさ。
倒れているシークレットサービス捜査官の頭を次々と撃っていくという冷徹さ。
韓国大統領を即殺してしまうという実行力。
いや〜、怖い怖いですね〜🌀
のっぺりした顔のアジア人集団が行う暴力は、マッチョな黒人やガタイのデカい白人のそれよりも、より陰湿で恐怖感があるような気がする。
人質の殺害や拷問も厭わない。
こんなヤバいテロリスト達に敵うやつなんていないよ…😔
と思っていた矢先、満を持して登場する漢こそ、我らがマイク・バニング捜査官!
おそらく地上最強、そして最恐かつ最狂の事務のオジさん。
「現場に戻りたい…。事務は退屈で。」って、そりゃこんな狂人ならデスクワークは退屈でしょうがないでしょうなぁ。
バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!
ということで単独潜入するマイク・バニング。
ステルス・アクションゲーム「メタルギア・ソリッド」のような、緊張感のあるスニーキングが始まるわけだが、とにかくマイク・バニングが強すぎる!そして容赦が無さすぎる!
裏切り者の元同僚に対して、「今ならまだ罪を償える」という温かい言葉をかけてあげたかと思いきや…。
お前精神状態おかしいよ…😨
人を必死で救けている看護師の奥さんとの対比も相まって、とにかくヤバい奴にしか見えないマイク・バニング。
尋問シーンなんて、どっちがテロリストかわかんねぇ😅
そんなマイク・バニングにドン引きしながらも、物語はノンストップでどんどん進む。
核攻撃まであと5分と言うところで、遂に対峙するマイク・バニングとテロリストの首領カン。
このカンがいい漢なんですよ!マイク・バニングとのステゴロバトルでの、カンフーっぽいマーシャルアーツが凄くカッコ良い👍
どこがで見たことあると思ったら、『ワイルド・スピード』の1作目に出てきたアジア人不良チームのリーダーの人だった。こんな役ばっかりやってんな。
マイクvsカンのタイマン・バトル。
「来いよベネット!銃なんか捨ててかかって来い!!」を髣髴とさせるステゴロが始まるが、やはりマイク・バニングが強すぎる。
絶対負けないだろこのおっさんと思っていたらやっぱり負けなかった。
核攻撃の脅威から国を救い、救助された大統領の力強い演説と共に映画は終了。
この後腐れない感じもスッキリとしてて良いですなぁ。
勉強になったとか、感動したとか、色々考えさせられたとか、そんなややこしいことを全て置いておいて、ただなんとなく楽しかったなぁと思える、そんな映画も良いじゃない😁
暗くてアクションがわかりづらいところが多々あり、そこだけは残念。
とはいえ、アクション全振りな脳筋映画は現代では貴重。楽しませて頂きました♪
『脳筋映画』凄く良い表現です。
多発しませんが、全く別の映画見た時、使わせていただきます。その際『○○様曰く』等と断りを入れます。勿論、お名前は入れません。
映画レビューもさることながら『脳筋映画』♥感動しました。
よろしくお願いします。