茄子 スーツケースの渡り鳥のレビュー・感想・評価
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チョッチュネー
2007年公開作品
U-NEXTで鑑賞
監督と脚本は『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎
おもな舞台はジャパンカップが開催される宇都宮市
粗筋
ジャパンカップ参戦のため来日したサイクリングロードレースチーム「パオパオビール」
スポンサーの方針としてチームは解散が決定していた
選手たちそれぞれ今後について模索していた
前作の続編
前作は映画館で公開されたが今作はOVA
ジブリではないがそれ系統のアニメとしてはU-NEXTでも鑑賞できるので助かる
東京国際アニメフェア2008・東京アニメアワード2008優秀賞OVA部門受賞
山寺と大塚の声質が似ている
なんらかの意図があって敢えて山寺は大塚に寄せたのだろう
山寺ならはっきり大塚との違いを出せたはずだがこれでは戸惑う
茄子の漬け物
酢漬けに比べ日本のたまり漬けは今ひとつのようです
ぺぺのお尻が笑いどころ
そういえば女子の水泳選手でそういう人いたな
男だと笑えるけど女だと笑えないな不思議と
劇場公開されてはいないが見応えはこっちが上なのは確か
声の配役
チーム・パオパオビール所属のサイクルロードレース選手でチームのアシスト役のペペ・ベネンヘリに大泉洋
チーム・パオパオビール所属のサイクルロードレース選手のジャン・ルイージ・チョッチに山寺宏一
チョッチの同郷のサイクルロードレース選手でマブエルタ・ア・エスパーニャ最終日前日に謎の自殺を遂げるルコ・ロンダニーニに大塚明夫
ジャパンカップサイクルロードレースでチーム・パオパオビールをサポートするボランティアの豊城ひかるに坂本真綾
ひかるの弟でロードレースファンの豊城充一に柴井伶太
前作ではチーム・パオパオビールに所属していたが今作ではチーム・ゴルチンコに所属しているギルモアに佐藤祐四
過去に世界選手権やジロ・デ・イタリアを制したこともある名選手のザンコーニに佐々木誠二
ぺぺのチームメイトで金髪四角い顔のレジオに江川央生
ぺぺのチームメイトでパーマにイケメンのニーノに笹沼晃
パオパオのコーチのアメデオに藤村忠寿
メカに嬉野雅道
パオパオビール監督に坂口芳貞
日本のお坊さんのエルナンデスに平野稔
日本の小坊主のフランキーに平田広明
ウルトラマン風のロードレーサーのゾマンに渋谷茂
紫にPのロードレーサーのダグダグに田中一成
ゴルチンコ監督に石原凡
マッサーに安元洋貴
おばさんに相生千恵子
実況アナウンサーに白戸太朗
解説者に今中大介
残酷な旅立ち。この仕事は苦しむ事以外は考えてはいけない
内容は、マルコという超有名選手の自殺を柱に自転車ロードレースのパオパオビール🍺teamにフォーカスした選手達の群像劇。好きな言葉は宇都宮の石仏千手観音を其々の面持ちで見つめ、その態度に対する住職の言葉『観音様がお呼びになったのだろう』物憂げな選手達の思いが空気感から伝わってきそうな所が大人な演出だなと感じました。また『いいケツしてんなぁ!』とお尻を褒めるシーンは自転車乗りにとって最高の励ましの言葉だと自分も自転車に乗るので親近感を感じました。後ろから見てケツが天を臨む姿にオーラを感じた事すらあります。いかんせんバイクレースは日本人には馴染みが薄いのでとっつきにくいかもしれませんが、美しい映像とレースの疲労感は半端なく伝わったと感じます。アニメは流石高坂監督。無類の自転車好きで有名で面白さとストイックさを伝えたかったんだろうなぁ。冒頭のマルコの暗黒への下向きの映像は死をあからさまにイメージしてゾッとしました。死して尚走り続けるんだろうなぁ。ザンコーニの孤独な姿は終始喪中のマルコにフォーカスされていて、バイクレーサーの苦悩と解放感と諦観に飲まれていて憧れのマルコへの追悼の意志の現れで、残酷で逃げる事の許され無い自転車レース世界に自分の苦悩と共傷の結論として一周残し上がったのかもしれないと考えるとマルコの呪いは自転車レース世界の激しさや修行僧感が痛いほど伝わりました。ゴール直前のザンコーニの神にも見える瞬間がとても美しい。残酷なレースからの一時の救いを感じました。絶え間なく修行する姿は神との対話を期待してる様にも感じます。自分も自転車に乗っている時は脳内BGMが流れているのでお経と同じなのかもしれません。正に自転車レースは華やかな世界に見えるが実は内面は、耐え難い修行と限界までの挑戦の苦しさで、それでも勝負の世界に囚われてしまった諦観が大人な映画だなぁ。アニメーション作りの世界にも同じ様なストイックさで完成を目指す姿が表されている様にも感じました。業にまみれた罪な世界です。そんな中でも自分の人生の為に生きたい!そんなメッセージが痛いほど響きました。最後の自転車唱歌は忌野清志郎の歌声は懐かしさと共に自分も歳をとったなぁと感じます。残酷なそれでいて楽しい話です。また自分も自転車乗ってみようと感じました。
【”ロード・レーサーの生き甲斐と、矜持” ロード・バイク好きには堪らない日本で開催される自転車ロードレース・ジャパンカップを舞台にしたロード・レースムービー第2弾】
ー これは、第一作目の「茄子 アンダルシアの夏」のレビューにも書いたが、ロード・レースは題材として映画に向いていると思う。
チームの優勝のために、チーム内で引き立て役になる選手の心持やチーム毎の駆け引きが面白いからである。
F1レースを描いた作品に傑作が多いのと同じ論理である。
■ヴェルタ・ア・エスパーニャの最終日前日に国民的英雄のレーサー・マルコが突然自殺。
ペペのチームメイトであるチョッチはそれをきっかけに、レーサーとしての生活に疑問を感じ始める。そんな中、ペペたちはジャパンカップに参加するため日本の宇都宮へ…。
<前作でも思ったが、ロード・レースシーンの迫力が上手くアニメーションとして表現されている。
それは、ジブリ出身の作画監督、高坂希太郎自身が業界屈指の自転車乗りである故であろう。
それにしても、ライバルチームの優勝候補選手ザンコーニは何故、一周残してレースをリタイヤしたのか・・。ここは、キチンと描いて欲しかったなあ。>
1作目と続編、続けて観ると、演出が粋だな~☆と感じた
茄子のたまり漬けも食べたい
日本のヒルクライムこわー
続編が出ていたとは知らず…
熱い男たちの物語だった
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