「色と恋」トゥー・ラバーズ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0色と恋

2014年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

萌える

ホアキン・バカ=アセイの撮影のようですけど、確かにその色と雰囲気は『アンダーカヴァー』そのものでしたね。でも、主題が恋だけに、あの重々しさと合っていたのかっていうと、なんとも微妙な気もしましたね。
浮き上がるような恋の楽しさを画面上ではまったく表現しようとしてないので、「ぜーーったいに、うまくいかないね、この恋」という思いが序盤からしてくるっていうね。ドストエフスキーの『白夜』にインスパイアされたってことなので、その重々しさも意図していたのでしょうけれども、もう少し、浮き上がる気持ちをもたせてくれても良かったのではなかろうかと…
ジェイムズ・グレイ監督には大いなる期待をかけているのですが、なんかもう一歩なのかなぁ? 次作の『エヴァの告白』は期待できるかな?

チャーリー