劇場公開日 2014年7月25日

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「良くも悪くもゴジラ映画」GODZILLA ゴジラ サクライさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0良くも悪くもゴジラ映画

2014年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

萌える

ギャレスが良い人なのは分かった。ゴジラ愛も伝わった。…それ以外は何も分からなかった。

特に共感出来るキャラもいないので、キャラが死んでも死にそうになっても盛り上がれません。リアリティと言ってますが、怪獣を突然目撃しても「マジかよ」程度なのでリアルに体感することは出来ませんw
人間性を感じない作品は多々ありますが、対立どころか喧嘩もしないのでキャラの考えてることが全然伝わりません。
言い合い程度はあっても、「お前はお前俺は俺」な空気で踏み込まないので映画館で日本人のリアルなイライラを感じられますw

監督の「言葉ではなく画面で説明する」といった発言をみましたが、会議室に皆集まる"説明形式美"は遵守して説明が足りない、というのは如何なものかw

しかし10年ぶりに再会したゴジラさんは相変わらずでした。人間を助けてるようでエグい戦い方をする当たりも、ゴジラの立ち位置がハッキリしないのは良い意味でゴジラ映画でしたね。
でも散々言われてる通り、カッコ良い登場シーンがそれだけで、カッコ良い戦闘シーンに進展せずに終わるので残念です。
ドラマが詰まらない分、ゴジラをバンバン見せてくれればそれはゴジラ映画の一つの完成形だと思いますが、ゴジラにも共感させてもらえないのでは本当に見る所が無くなってしまいます。
二時間以上の上映時間ですからね。単純な娯楽映画なら90分くらいで観たいものです。

総じてゴジラ映画なんですが、ハリウッドが時間も金もかけてやったのに歴代ゴジラ映画とそう大差無いものが出来たのは残念です。これが世界興行No.1なら、かつての作品も東宝がちゃんと宣伝してくれれば同じ結果を出せたんじゃ無いか?と思います。

最後にこれだけは譲れないのが、渡辺謙が演じていた博士はゴジラに惚れ、ゴジラ相手に感激してしまう山根博士です。ゴジラの名前すら一度も呼ばず、独りでゴジラ以上の恐怖を見つめていた芹沢博士ではありません(笑)

無駄に長くなりましたが以上です。続編には期待w

サクライ