劇場公開日 2013年11月23日

「もの悲しいけど映像音楽は素晴らしい!是非劇場で見ましょう!」かぐや姫の物語 もうますさんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0もの悲しいけど映像音楽は素晴らしい!是非劇場で見ましょう!

2013年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

かぐや姫の一生をとても美しい映像と音楽で描いた作品。
小さな娘がいる自分にとって、姫の成長と別れは様々な思いが入り乱れまくりました。

産まれてから成長する過程をゆっくりした時間で描くことで、姫に対しての親心的なものが沸々と芽生えてしまいました。
ですが、一歩間違えれば退屈なものに映ってしまうかもしれませんね。
実際、会場に連れられてきていたお子さんは2時間強という時間に耐えられず声を発する事もしばしば^^;

それにしても声優陣が非常に良かったです。最近の萌え系の声優では成立しなかったでしょう。地井武男さんの声にも考え深いものがありました。主人公役の朝倉さんを始め、すべての登場人物が雰囲気と声がマッチしていて違和感感じること無く見ることができました。

ジブリ作品はもののけ姫以降、余りにも超越過ぎる内容で今一おいてかれてばかりではありましたが、慣れ親しんだ竹取物語を映像化する事で、見る側にも適度な考察の余韻が残されているのも良かったかなと。

あ、そうそう、観に行く前に今一度竹取物語の内容をwikiっとくことをお勧めします。

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ココから下はクライマックスに関わる内容なのでネタバレ注意です。
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皆さんがおっしゃられている通り、最後のシーンにおける音楽の素晴らしさは絶品です!華やかなメロディーと楽しげなリズムがクライマックスの悲しいシーンと、不思議と調和がとれていたと思います。こりゃCD欲しくなるわ・・・。

もうますさん