風立ちぬのレビュー・感想・評価
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美しい大人のファンタジー
戦争を賛美も糾弾もせず。ただ淡々と人間愛と飛行機、そして大空への見果てぬ憧憬を描いた正しく宮崎駿の最高傑作。
美しい映像と美しい音楽。
オープニングのノスタルジックな田園風景とバラライカの奏でる切ないトレモロ‥‥。
名作とされる映画には、やはり名曲は欠かせません。今回の映画は久石譲の音楽が素晴らしい相乗効果を与えています。
(毎回素晴らしいのですが今回特に)
封切られたばかりの新作なのにすでに不朽の名作のような雰囲気を漂わせているのは、映像と音楽の素敵なマリアージュのせいでしょう。
カプローニとの夢での邂逅シーンは非常に重要で物語の骨格と言っても過言ではないと思います。主人公二郎の声に関しては私は違和感なく聞けました。逆に見事なキャスティングだと思います。理系の人間はああいう抑揚の無い言葉使いするし、じじくさい声という批判もあるけど昭和初期の人間は今よりも老成しているし、特にインテリゲンチャはあんな感じの声のトーンだと思います。とにかく泣ける映画。ある程度人生の年輪を重ねて仕事、恋愛、結婚、子育て、最愛の人との別れ…。などを経験した人間が見れば間違いなく感動します。確かに子供向きとは言えない作品ですが全て理解出来なくても色々なシーンや言葉、音楽が必お子さんの心に刻まれると思います。是非ご覧下さい。
草食、ゆとり世代は分からない
子どもの頃に見た透き通る青空と青い緑の美しい中で、親世代から聞かされた貧しい何も無かった時代に、国造りの為には、大事な人の命が消え失せようとしても、見返りもないのに涙を図面に落としながら努力するなんて、世界一の長寿国で、豊かな安全な平和ボケした国に生まれた世代は理解できない。自分の時間を大事にして、恋するなんて、面倒くさがりの世代は、一緒に居たいという意味は分からない。こんなに必死に生きても、見返りどころか大切な人を失うつらさに、身に詰まるほど、心が締め付けられました。
がっかりでした
宮崎アニメの復活を期待していましたが、正直、がっかりしました。どうも「ハウルの動く城」あたりから、宮崎駿監督の感性が、大多数の人々の欲求に答えられなくなっている気がします。短いカットでの神通力はあるものの、映画トータルで何を観客に伝えるのか?整理できていなかったのではと思います。 また、どのように観客に伝わるのかを考えることも、周りの意見も聞くこともなく、ただただ自分が気に入ったもの・作りたいものだけを映像にしているのでは?と考えてしまいます。
それにしても、最後まで、主人公に感情移入まったくできませんでした。素人を声優に設定するのに反対はしませんが、長時間、素人の吹き替えを聞いているとイライラしてきます・・特にラブシーンのところ。それにひきかえ、奥さんが清楚で健気で、いっそ、主人公を反対にして、この映画の唯一の救いであるラストの「飛行機雲」を際立出せた方がよいと思いました。
きれい
美しさの追求
公開翌日に鑑賞しました。
その時は正直なところ、印象に残らない映画だなぁ…と感じていました。
なんだか物足りず、消化不良だと。
しかし、ふとした時に映画の場面を思いだす。じわじわと心にせまるものがある。
映画が終わった瞬間がピークではなく、終わってから心が動かされていく経験は初めてでした。
それから映画に対する様々な評価、意見を聞き、自分の中で抱くイメージが少し変わり、もう一度映画館に足を運び、自分の目で確かめようと思いました。
そして、2度目にこの映画を観た印象。
それは、怖いくらいの「美しさ」への追求です。
夢の中での朝焼けの美しさ、飛行機の美しさ、菜穂子の美しさ。
夫婦として2人が過ごした時間の描写は、本当に純粋。まるで子ども。
極めつけは、「美しいところだけを好きな人に見せたかった」という菜穂子の行動。
苦しみながら、最後まで一緒に生きていくことはできなかったのか。
綺麗なところだけを見せた菜穂子に、二郎は永遠に心をしばられてしまう。そんな風に菜穂子は考えなかったのか。
最後の「生きて」のシーンは本当に残酷だと思いました。
それとも、菜穂子にそんな行動をとらせた、美しいものを愛してやまない二郎がいけないのか。
美しくなければ愛してもらえない、美しい自分のままでいなければ、と菜穂子は思ったのかもしれないし。
そう考えると、二郎と菜穂子の愛は、お互いのエゴが合致した形なんだと、勝手に解釈しています。
そして、そんな2人を中心に、世界は限りなく美しい。
何もなくて、貧乏な日本ですが、2人にとっての世界は美しかった。
人間の欲求や汚れをぬきに、美しい部分だけを徹底的にきりとった、無邪気な愛の映画だと受け取っています。
風立ちぬ
賛否両論が百出するのも、宮崎駿の底力なのでしょう。
私はただ単に、素晴らしい友人・上司・同僚・伴侶に恵まれ、自分が心から熱中できる仕事に打ち込むことのできた幸運な人物の半生を描いた映画として受け止めました。
線路上を往く失業者も、銀行の取り付け騒ぎも、あの「シベリア」の女の子も、主人公と彼を取り巻く人々にとっては所詮他人事であり。
兵器開発者の戦争責任がどうとか、「生きて」とか「生きねば」とか、そんな大袈裟な言葉が似つかわしい映画では無いと感じました。
いい映画だと思います
夢と葛藤と
素晴らしい映画でした。
カプローニさんと夢での対話がまずグッときます。
子どものころ、夢で憧れの人からアドバイスをもらったことのある人にはグッきたでしょう。
わたしはきました。
あくまでも夢を叶えるために力を尽くすストーリーに徹底した(しすぎた?)ところが、賛否わかれる結果となったかもしれませんが、
わたしはそれがすべてだと思いました。
それがこの映画の良さです。
そして、彼が夢を叶えるためには、愛する人がそばにいなければならなかったというところは、
非常に人間的で好きです。
だから彼は全然完璧な人間ではありません。そこがいいのです。
夢を叶えるということは、ときに非常に利己的でエゴである場合があります。
その葛藤と切なさ、悲しさを優しく包み、いわば自分の分身であるカプローニさんが、主人公に生きろと投げかけるラストを観て、
主人公は自分を肯定することができたのかなと思いました。
マイナス0.5は、主題歌です。
大好きな曲なんですが、
やっぱり詩の内容がちょっとずれているのがどうしても気になりました。
しかし、もちろん良かったです。
自己実現はどんな状況でも謳歌されるべきでしょうか。
宮崎駿監督のファンです。しかし、中国人としてこの映画に唖然しました。主人公の堀越二郎さんは、20年進んでいるドイツに必死に学び、そしてそれを超える飛行機を作りたい夢を抱き自己実現に向けて頑張っていたこと、菜穂子さんとのラブストーリーは、単純ではありますが、美しい色彩がのジブリ作品として楽しませていただきました。
しかし、画面に充満する日の丸戦闘機をみて堀越さんの職業観を疑います。世の中に無作為な堀越さんがいたら戦死する被害者が少なくて済んだのではと思います。エンジニアは凛とした生きるポリシーが必要ないのでしょうか。宮崎監督の生きねば!は蒼白に見えます。これが日本人が誇る職人気質かと残念な気持ちが胸いっぱいです。身近な菜穂子さんを愛せても爆弾を携行する戦闘機を作る矛盾な人生は特別な時代にこそあり得たと思いますが、数十年後、わざわざそれを作品にして何を伝えたいか監督の5年ぶりの待望の作品としてあまりに貧弱です。無条件で職人気質を賛美するものではありません。同様にポリシーがないジブリも受け入れがたいです。
素晴らしい作品でしたよ。
夢と愛
この映画を一言で表すと、夢と愛に生きた男の物語です。
多くの人に見て頂きたい映画であり、本当に良い映画だと思います。
映画という短い時間の中で これだけ感情移入ができたのは久しぶりです。
ジブリ作品特有のファンタジー要素はなく、物語はたんたんとしています。夏ではなく、秋や春に見たい映画という印象です。
主人公である堀越次郎は、純粋な男であり、誰からも好かれるタイプの人間です。
そんな彼が、かつてたまたま知り合った女性、奈緒子と恋に落ちます。
しかし、彼女は不治の病気に侵されており、限られた時間しかありません。
美しい飛行機をつくるという夢にかける時間と奈緒子と過ごす限られた時間、彼にとっては、どちらもかけがえのない時間であることは、映画を見ていてとても伝わってきました。
もし、私が同じような状況におかれたら、仕事なんかやめてずっと妻の元にいるんだろうなと思いましたが、次郎は、仕事(夢)にほんの少し多くのウェイトを置いてるのかなと思い、もどかしさも感じました。
しかし、そんな次郎のことも奈緒子は理解しており、わがままなどは言いません。この映画からは、お互いの本当の愛を感じました。
また、友人である本庄との素晴らしい友情も、彼らの発言からかいまみることができます。発言に気を配ってみてみてください。
純愛や夢の素晴らしさを体感することがせきますよ!
私はモンスターズユニバーシティとどっちを見るか迷ってたんですが、こっちを見てよかったと思っています笑
我儘で慢心した「日本の美徳」
とりあえず劇場で見てきましたが、
ジブリの作品としてはいまいちまとまりがなく。
現代の若い人にはわかり辛い人間観ではないでしょうか。
良くも悪くも宮崎駿監督の思想と主張が出てしまった
そういう作品のように感じます。
まず一番残念なのは庵野監督の声。
確かに合っている面もあるにはあるのですが、
若い頃の声や通常のシーンでの声がどうしても浮いてしまって
聞いていて常時違和感がありました。
ただカプローニとの夢のやりとりや
技術の向かうベクトルに対するやりとり、
そういった監督本人の考えと主人公の考え方が
同じ方向性を向いたときの台詞は良く合っています。
また年をとった二郎の声はしっくりくる感じではありました。
ただとにかく二郎というキャラクターの躍動感に対し、
落ち着いた監督の声が合わず、違和感が半端なかったです…。
また作品自体は間延びしすぎていて、
シーンとシーンの繋ぎとテンポがあまり良くなく。
何よりも主軸としたいシナリオがぶれ過ぎていて
どこもかしこも間延び状態という印象が強く。
子供さんには酷く退屈な作品のようにも感じられます。
作品の中の堀越さんの生き方と言うのは
現代日本では恐ろしいほど希薄になった
「日本の美徳」であると言えます。
最後の台詞「地獄かと思いました」
「けれど"一機"も帰ってこなかった」
これらの言葉は彼が人のためではなく、国のためでもなく、
本当に純粋に"飛行機"のために人生をかけ、
恋も愛も後ろに置いて、何もかもを置き去りにして
それでも自分の人生の指針である飛行機を追いかけた
そういう人生であったことを物語っています。
現代の若者から見ればなんて慢心的で、
自分勝手な考え方と生き方で、
泥臭くて惨めな生き方だろうと鼻で笑うでしょう。
けれど、日本の本当の美徳とはそこにあったはずです。
それは宮崎駿監督のアニメ映画にかける情熱のそれと同じです。
この作品は堀越二郎の天才的な技術がっと思われがちですが、
その技術を支え共に作り上げたのは、彼と同じように
血反吐を吐くような思いをしながら飛行機を作り上げ、
同じように彼と共に技術を切磋琢磨した技術者達。
また飛行機開発の技術に関しても、
同じように高い技術を追求し続けた部品があったからこそ
彼の天才的な設計は活かされていく。
そこにはスポットが当たる技術もあれば、
日の当たらないところでその舞台役者を支える。
そんな技術が必ずあるものです。
人間も国も技術者も、そして妻さえも全てを踏み台にして、
日本の貧弱なエンジンを使い、あそこまでの機動性を誇る
零戦という飛行機を作り上げた、堀越二郎という人間。
ここのコメントを見ていても思うのですが、
「戦争が~」「戦闘機を作っておきながら~」「政治的な思想が~」
「被害者が~」「結婚観として~」「常識的に~」
やはり人間としての生き方に欠落している現代人らしい
コメントが多く感じられます。
この辺りが我武者羅に生きることに情熱を失った
現代日本人の象徴的な面だと言えるかもしれません。
今の日本は日の当たる場所ばかりに目が向けられ、
お金や肩書ばかりに気を取られ、
そういった自分の誇りに対する向上心や社会性が失われている。
スマートで小奇麗にまとまった生き方ばかりに気を取られ、
泥臭い、懸命な生き方を小馬鹿にしているために
結果として自分の首も国の技術と言う首も絞めている。
自分という生き方に誇りを持てない生き方の人ばかり。
だから、この作品の主人公とそれを取り巻く人々の生き方。
それを本当に理解できる人はかなり少ない気がします。
菜穂子が山から降りてきて、結婚を申し出た時。
黒川夫妻のやりとりに本当に心が揺れました。
黒川は結婚を申し出た二郎に対して、彼女の身体を考え、
二郎自身の生き方、考え方、二人の決意。
決意の全てを、ただ社会性や常識で見るのではなく、
二人を個性を持った人間として認めているからこそ、
あの結婚を認めたのでしょう。
傍からみれば身勝手で、常識のない行動、
それに対してきちんと人間同士として解り合い、
そして何よりも認め合う。
そんな「美徳」が確かにそこにはあるのです。
そこまで述べた上でやはり残念なのは
作中での「菜穂子」の生き方です。
二郎自身が自分の生き方や「仕事」
と向い合って「美徳」を貫いているのに対し、
やはり「菜穂子」に関しては男性視点が強く、
「女性らしい美徳」の押し付けがとても強い。
これは宮崎駿監督自身の考え方が、
とても男性的で女性の描写に関しては、
とても弱い面が強く出ている気がします。
原作の「風立ちぬ」の作品性もそうなのですが、
元となった堀辰雄さんの奥様、
矢野綾子さんはその最後の時まで、
自身の生き方である「絵画」
と向かい合われていたそうです。
彼女もまた「美徳」に生きた人なのだと思います。
だからこそ、「夫への愛情」という点、
「女性としての生き方」という、
少し男性の都合の良い視点に対して
「美徳」を見出してしまっている
「菜穂子」という存在は、確かに美しいのですが、
どうしても違和感が残る気がします。
やはりこの作品は「男性」の作品なのでしょう。
「コクリコ坂」でもそうではありましたが、
昭和を舞台にした今回の作品もみて
やはり思うのは、昭和に対する懐古的な盲信が
どこか作品にはしみついている気がします。
実際、昭和という時代は敗戦後、それでも
なんとかしてやろう!っと手にした自由を握りしめ、
誰しもが熱く挑戦を繰り返していた時代です。
「日本の美徳」というのは恐ろしく強かった時代でしょう。
しかし実際には泥臭く惨めな面も強く合った。
その中で「このままではいかん」と戦い続けた人たち。
躍起になって躍進する子供と、それを受け入れる度量のある大人。
そういった現代では希薄になっている、
「生きねば」という感情がこの作品には凝縮されています。
泣きながら電車に飛び乗り、
その車内でも懸命に仕事をし続ける二郎。
婚約者が倒れていても終電に飛び乗り、職場に戻る二郎に
「男は仕事が」っとその心を汲み取り背中を押す父。
二人の結婚に対して、自身の意見を説いたうえで、
何も言わず二人の心を重視する上司。
枯れていく自分の命の一番美しい瞬間を愛する人と
過ごす決意をして、短い時間に愛を注いだ妻。
その全てが「生きねば」という言葉に向かっている。
それぞれがそれぞれの命を懸命に「生きて」いた。
そして懸命に生きた彼らの生き方は、
きっとどこにも残らないまっすぐに美しく伸びた
飛行機雲のようにその軌道を残してゆっくりと
消えていくのでしょう。本当に美しいと思います。
本当に素晴らしい生き方を見せていただきました。
映画としては構成の悪いさ、声優と言う点で2.5点と
させていただきましたが。
実際に見た心に対する余韻は。
もっと高い点数をつけたい気持ちでいっぱいです。
それだけ人間描写的に見れば素晴らしい作品で合ったがゆえに、
アニメーションの作品として構成が弱いのは
本当に残念な作品であるとも言えます。
あっ、かぐや姫の物語は主題歌が二階堂和美さんらしいですね♪
もうCMのそれだけで心躍ってしまって、満足してしまって
今からワクワクしている自分が居ます(待)
風立ちぬ
時代背景は、大正から昭和の終戦まで。
何故、関東大震災からスタートしたのでしょうか?
テーマは、恋愛?夢(飛行機を作る)?
僕らの世代は、「ゼロ戦」の優秀さを親から教えられて育ち、「ゼロ戦」や軍艦のプラモをよく作ったものです。
この映画のテーマが僕には良く把握出来ていない。
単純な恋愛ドラマではない。しかし、夢を追う者(飛行機の設計者)と夢を利用する者(軍隊⇒戦争、帰ってい来ないパイロット、敗戦)のギャップを単に描いたものでもない。
少年老い易く、学成り難し⇒才能(芸術家も)を発揮できる期間は10年
今を本当に生きてるか?
終戦から68年目の今年、今、戦争を振り返らなければならない?!
憲法9条を改正しようとしていることへの半鐘、警笛?
でも、エンディングのユーミンの「飛行機雲」がもの悲しさを誘う!大学生の頃によく聞いていた。
でも、飛行機雲は、ジェット機でないと出来ないのではないっけ?
それから、宮崎さん飛行船を思い出す。あるメーカーの景品に紙で作る飛行船があって、中々細かいとこまで良くできていて、10時間くらい掛けて作ったのを思いだした。
最後に、「庵野さん」声優に向いてないと思おう!「へた」と僕は感じた。
以上、今日観てきた映画の感想
僕の好きなジブリは後半40分間のみ
さんたです。
ジブリが好きだからこそ、正直に書きます。
僕の好きなジブリ色が出てきたのは、開始から1時間20分後からでした。主人公の恋愛の部分でした。とても素敵で繊細でした。
劇場で見るということはお金がかかるのですが、このラスト40分はとてもよかったです。この40分のためにだけ観る価値はあります。
しかしながら、この場面に至るまでには退屈してしまいました。同じような感覚を「借りぐらしのアリエッティ」でも、感じました。
しかしながら、借りぐらしのアリエッティよりは、楽しめました。
今回で宮崎駿先生の作品は最後かもしれません。そのような内容の作品だと思いました。
好きな方にはとても好きな作品だと思います。アニメーションも綺麗です。
僕は、ラピュタ、ナウシカ、もののけ姫、千と千尋の神隠しが好きです。
辛口ですが、劇場で見ることをおすすめします。良い場面は、やはり大スクリーンで!!
ビミョウ
映画館ではなくTVアニメで充分
堀越二郎のゼロ戦の開発物語だが、特に奮闘することもなく天才的な発明をして終わり。全然感情移入できなかった。
婚約者の里見菜穂子も特に寝掘り葉掘り深いストーリーまで追求することもなく終わり。
うーん、これはちょっとなあ・・・・
それと庵野秀明よ、棒読みもあればまあまあなところもある。
決して悪くはないが、まだまだ素人レベル。もう少し練習しましょう。
夢である飛行機が戦争当時では零戦のような殺戮兵器にしかならない・・・
その設定をもっと生かして苦悩を描きましょうよ。
実話に基づいていますが、劇場アニメ化するのならもう少し捻るべきでしょう。
もう一回見たい作品
たぶん、この作品は一度見ただけで全て理解できるものではないと思います。また一人一人、感じかたも違うと思います。そういう意味でも、難しい作品なのかなと思います。もう一度見れば、もっと何かを感じられそうな作品です。
天空の城ラピュタや、千と千尋の神隠しのように、夢をいだけるようなファンタジーとはジャンルが違う作品です。しかし、これらの大作と方向は違えど、その大きさは同等だと感じました。
火垂るの墓が名作と思う人は必見かも?
映画館で見たあとに久しぶりに心が不思議と満たされました。
確かに、今までとは違う異色な作品だと思います。しかし、また今までのジブリ映画で感じるものとは違う大きく新鮮なもので、満たされると思います。
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