「今までの見方が通じない」風立ちぬ Nysheさんの映画レビュー(感想・評価)
今までの見方が通じない
映画として、またアニメーションとしての今までのルーチンを気持ちいいくらいに無視した作品です。興業としての映画、要素の集合としてのアニメーションではない、正真正銘ジブリの仕事でした。
「風立ちぬ前」と「風立ちぬ後」という認識が生まれる予感がします。最近のアニメと比べて技術で5年、完成度で10年は先行しています。予備知識や期待は持ち込まない方が得るものが多いと思います。変な評論が多いのは今までの見方が通じないところに全ての問題があるように思います。なので、これ以上レビューを読まないことをお勧めします。
今までは要素を楽しんでいれば良かったものがそう単純ではなくなりました。具体的に言うと要素から紡がれる全体を解釈を加えずに受け入れろという事です。
噛み砕くなら「考えるな、感じろ」ってとこでしょうか。
なんにしろ、観に行くべきです。
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