「ああ、貴女は自分の才能が好きなんですね。」風立ちぬ 菊地蒼次郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ああ、貴女は自分の才能が好きなんですね。
この映画は結局、宮崎駿監督の自己の肯定・礼賛に過ぎないのだと思った。
堀越二郎をとおしてのね。
ポニョで津波のシーンをかいたら、この映画の関東大震災のシーンをえがきおえたら、東日本大震災が発生して「時代に追い越された」とか言っちゃうのでも、それは明白であってね。
歳いってこう言うことやり出したら、何か惨めだよねぇ・・・
キャストについては、主役に限らず、脇も声優を専業しているわけではない。
がしかし、そこは俳優。ジブリっぽくなるように、そつなくこなしていた。
ただね・・主役がねぇ・・・
好青年として描かれている主人公・堀越二郎のキャラクターと
演じる男のギャップが激しすぎてw
低くこもった声じゃ、合わないよ。感情もこもってないし。
それが気になって、ストーリーどころじゃなかったよ。
字幕があれば、良かったかなw。
悲しいとしたのは、ひとつの才能が終焉を迎えたという意味で。
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