「映画的に下手くそな、つまらなさ・・・」風立ちぬ こまじぇさんの映画レビュー(感想・評価)
映画的に下手くそな、つまらなさ・・・
エンドタイトルが流れると、劇場内に言いようのない「ため息」が少なからず漏れました。同行した家内も泣く準備とハンカチを握っての鑑賞でしたが、「あれっ?」って。
次の書店を指摘しておきたい・
1.ミスキャスト どう考えても主人公堀越二郎の声は失敗と思う。
2.今一人の主人公菜穂子のキャラが立っておらず、全然魅力がない。
(ジブリの女性は、おおむね魅力的)
3.堀辰雄のどこに、何に敬意を表しているのかが不明。これが「風立ちぬ」 でありながら、泣けない原因の一つ。
4.アニメにおける「夢」のシーン挿入は非常に難しく、今回は一向に効果を 上げていない。
5.黒川夫妻は良い味出していたが、主人公の感情表現が疎かになっているた め、観客が感情移入出来ない。
宮崎駿の作劇法=脚本力は、以前から大いに疑問を感じていたが、今回はそれがもろに露呈した形。とにかくドラマの作り方が下手です。
ただ美しい動画、退屈な映画でした。
ジブリファン、宮崎ファンの方、ゴメンナサイ。
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