300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のレビュー・感想・評価
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灼熱の反撃
いやあ前作を遥かに超えてきましたよ。前よりもフルハイテンションでした!バカっぽく表現すれば「めっちゃ楽しかった!」ですからね!
今回はあれですね、まあ続きものではあるんですけど、続編というよりも、お話は前作でレオニダス王の率いるスパルタ親衛隊300人が戦ってるのと同時並列的というか、違う場所でペルシア軍と戦闘を展開していたギリシア別動隊(アテナイ軍)にスポットが当たった物語なんですね。だからスパルタ軍の雄姿を描く、ていうんじゃなくてですね、前回のスパルタの血脈とかシキタリみたいな要素が殆どないです。でも、300て、それが売りだった訳じゃないですか。スパルタの厳しさとか国の為に命を投げ出す国民性というか。だからですね、始めは「え?それじゃ意味がなくね?スパルタ要素ないなら話にならなくね?」て、一抹の不安がよぎるんですよ。しかしね、杞憂なんですね、それが。
アテナイ軍もスパルタ軍に負けず劣らずの強さで。キレッキレで。レオニダスイズム継承のぶっ飛んだ闘いぶりっつーか。血飛沫舞い、肉片飛び散る人体破壊描写が格段にパワーアップしとりますです。全てに於いて興奮度が前作を上回ってます。でね、物語の途中で前作300の結末を迎えるんですけども。そこからがね、まあ熱いんですよ。彼らにもスパルタ魂が乗り移ります。
灼熱の怒りが込められた船上バトルが展開されて。勝ち負け関係ねえよ!やるなら今しかねえ!です。
兎に角ずっと熱い!熱いんです。エヴァ・グリーン演じる女豪傑アルテミシアがゴリゴリの筋肉野郎に交じってザックザック男達を斬り刻むしね。もうなんて言うんでしょ。そういう新要素とか、あとザック・スナイダーが前作の監督だったんですけど、製作の方に回ったもんだからギトギトのザック節が薄まって魅せ方にバリエーションが増えた分、楽しませてくれる映像表現の幅がグンと広まってるんです。
うん、だから前作を超えてるんですよ。間違いなく。
三作目が作られるのか知らないですけど、これ三部作で決着を付けてもらいたいですね。
ペルシア軍をやっつけちまってください!
エヴァ・グリーン!!
古代スパルタ国の屈強な戦士たちの戦いを描いて大ヒットした史劇アクションの続編。
前作はザック・スナイダーによる、劇画タッチの映像、斬新なビジュアル、ケレン味たっぷりの演出などで、なかなか楽しめた。
今回は、前作と同じ頃、別の場所で繰り広げられていたもう一つの戦いを描いている。
残念な点、良かった点がそれぞれあった。
・残念な点。
まずは、監督と主演の交代。
ジェラルド・バトラーはストーリー上しょうがないとしても、ザック・スナイダーの降板は痛い!
脚本・プロデュースで残留しているとしても、ザック・スナイダーが監督をしてこそ、あそこまでの超絶エンタメになったと言える。
今回の監督も頑張ってはいるが。(それについては良かった点で)
300対100万という超劣勢の緊迫感が盛り上がった前作だが、今回は敵の数がいまいち把握出来ず。
公式では3倍と言ってるので、300対900??
・次に、良かった点。
鮮烈なビジュアルや超絶バイオレンスは、前作をしっかり継承。
これは、今回の監督、よく頑張ったと思う。
新たな戦いの舞台、海上での壮絶な戦いは前作には無い迫力&躍動感!
新主人公がジェラルド・バトラーと比べると圧倒的に地味だが、それをカバーしたのが、エヴァ・グリーン!!
ギリシャ生まれでありながら、ギリシャに虐げられた過去を持ち、ギリシャに復讐を燃やす、妖艶で残忍なペルシャの最強女戦士、アルテミシア。
ストーリー上は悪役。気の強そうなドS女王の美貌が役柄にぴったり!
手下の男共も皆、ビビりまくり。クセルクセス誕生秘話も彼女にアリ。
もう今回の続編、エヴァ・グリーンが主役でいいんじゃね!?…と言うくらいのインパクト。
監督と主演の交代などで今回の続編はあまり期待していなかったのだが、全米公開時もエヴァ・グリーンの役柄がハマり役と評判だったので、俄然興味が湧いた。
彼女目当てで見てもいいかも…!?
しかし、7年は時間が空き過ぎた。
前作が公開された2007年、アメリカはイラク戦争真っ只中。
侵略国と断固戦うスパルタの姿が、テロには屈しないアメリカの姿とタブって、興味深くもあった。
果たして、今回の意図は…?
続編ではないです。
ただひたすら戦闘
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