「医師も患者も人間」神様のカルテ2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
医師も患者も人間
地方病院の青年医師イチが、写真家の妻ハルや同僚や患者に支えられ、成長していく姿を描いた、2011年のヒット作の続編。
前作は感傷的過ぎて今一つ感銘を受けられなかったのだが、今回は割と良かったのでは?
最も、前作はDVDで鑑賞、今回は試写会がたまたま当たり劇場で鑑賞の違いだろうけど。
激務、仕事と家庭、医師と人間…。
前作以上に医療の現状に踏み込み、考えさせられるものも多かった。
新味として、赴任して来た、イチと同期でエリートの進藤。
が、進藤は、定時には帰り、緊急の呼び出しにも応じない。
どんなイヤミな奴かなと思ったら、その理由には説得力あり、それに医師としては確かにエリート。良い医師じゃないの。
イチの恩師・貫田が病に倒れる。
この展開はドラマチックで感傷的ではあるが、柄本明のさすがの演技の巧さが光っていた。
貫田とその妻の為に、イチら病院スタッフはあるサプライズを用意するが、あれは如何なものかと。星空は美しいが。
宮崎あおいだけファンタジーの世界の住人のようで、一人浮いていた。
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