「患者のために奮闘する青年医師」神様のカルテ2 みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
患者のために奮闘する青年医師
満身創痍になりながらも、患者のためにという理想を貫こうとする地方病院の青年医師が主人公。
主人公、親友、先輩の三組の医師夫婦が、仕事と家庭、夫婦のあり方、命の尊厳という問題と葛藤しながら、彼らなりの答えを出していく過程が静かに感動的に描かれる。
重たい問題ばかり扱っているが、全編を通して悲壮感はない。夫婦は離れていても気持ちは寄り添うことができるという台詞に集約されているように、人間愛に根差しているからだろう。
厳しい現実描写の合間に松本の美しい風景が挿入されているのも効いている。観終わって心洗われる気持ちになる。
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