ロンドン・ヒートのレビュー・感想・評価
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小さなことだがすっきりしないまま
主人公の警部とバディの中堅幹部。いい感じの進行で、派手な市街戦も悪くない。サスペンス的に犯人追込みもあり展開もまずまず。
ただ、主人公が金塊を横流しする相手は誰さ。TV局がカットしたのか、原版がそうなのか、何とも気になって解決しないのが難点かな。
意外と面白かったです
テレビ録画していたものを今日、観ました。イギリスの映画ですよね。ハリウッド映画と違ってダークでバイオレンスな刑事映画って(多分割と)多いんだと思います。主人公がかっこいいですね。撃たれようがぼこぼこにされようが起き上がってきます。めちゃくちゃタフです。途中の銃撃戦、一体「いつ拳銃の弾を入れ替えてるんだよ」とつっこみたくなります。途中で「あ、こいつ、釈放されたけどたぶん最後にまた出てくるな」と思ったら本当に出てくるし、「多分、彼女、死ぬな」と思ったら本当に死にました。予想通りの展開ではありますが、展開が早いので観ていて気持ちいい位です。脚本としてもよくできていると思います。イギリス映画ってむちゃくちゃ地味だけど、こういう良質な映画を作ることができる国民性が好きです。日本映画もこの映画をリスペクトして良質でバイオレンスな刑事映画を作って欲しいと思います。
焦らしまくり
警察がバットを振りかざして突入とはどうみてもチンピラ軍団、どうも観たような映画だと思ったらジャンレノの仏版リメイク「ザ・スクワッド(2015)」を観ていました。
武装強盗逮捕が専門の特捜班スウィーニーの隊長ジャック・リーガン(レイ・ウィンストン)のワイルドさが仇になって警察内部でも面倒なことに、知能犯に嵌められて、部下を失って、ムショに入れられて踏んだり蹴ったりと散々です。
現場からくすねた金塊を情報屋に渡したり、年甲斐も無く部下と不倫など感情移入を阻むようなダーティヒーロー、もう少しダンディならまだしも老眼鏡が無ければ字も読めない爺さんですからキャラ設定が不可解です。
自動小銃乱射の犯人相手ならSWATクラスの出番なのに応援無しでは勝ち目無し、内輪もめしている場合ではないでしょう。中盤はとにかく焦らしまくるのでイラつきました。
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