恋する輪廻 オーム・シャンティ・オームのレビュー・感想・評価
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完璧なエンタメ。
ボリウッドを代表する俳優シャー・ルク・カーンが主演を務め、
母国で大ヒットを記録したミュージカル・エンタテインメント。
3時間近い長尺ながら、見せ場が満載でまったく飽きさせない。
売れない俳優がトップ女優に恋心を抱くも、極秘結婚し妊娠を
疎ましく思った相手に彼女が殺害されてしまい、自らも運悪く
命を落としてしまう…という、エ?と思う冒頭ながら、生まれ
変わった主人公が現世で復讐を果たしていく物凄い大河ドラマ。
もちろん歌と踊りメインの場面は多々あるが、流れを損なわず
ラストハッピーエンディングからのロールまで完璧にエンタメ!
ここまで楽しませてくれるなら日本円の公開金額でも損はない。
(鑑賞後の充実感はピカイチ。やっぱ映画はこうでなくっちゃね)
インド映画はやはり最高に楽しいし、絶対飽きない2時間50分はお得!
やはりインド映画の楽しくって、陽気に笑えて、しかも心に残る様なミュージカル映画が観たい!シリアスドラマも良いけれど、何だか映画館を後にした時には自分も踊り出しそうになれる様な、最高にハッピーな映画が観たい!と言う人には絶対お薦めなのが、この「オーム・シャンティー・オーム」だ。
今年日本で公開されたボリウッド映画は、珍しく、歌って、踊ってばかりではない、今迄のインド名画のイメージとかけ離れた、普通のシリアスドラマもシッカリ魅せますぜ!と言う作品がみられ、しかも「きっとうまくいく」や「スタンリーのお弁当箱」などは本当に内容的にもクオリティーが高い作品でありました。さすが、インドは文化の発祥の地であるから、基本的に哲学的思想が、人々の心の根底に有るようだし、しかも色々な宗教も入り混じり、インドに暮す人々はとてもスピリチュアルな人々が多いから、自然とその内容もスピリチュアルで感慨深い内容を持つ。
しかし、底抜けに明るいキャラクターで、楽しい映画は、元気が貰えるし、第一幸せなエネルギーは、持続性が有って、日頃の、ちぃっちゃなストレスなど、何処へ吹き飛ばしてくれるのだ。
今年の夏は、軒並み40度と越えも珍しく無い、日本もインド並にホットになって来たのだから、冷房ギンギンの中で、心の中は、熱~くなって楽しんで、映画の後は、スパイシーなカレーなどを食べて、ラッシーでも飲んで、心を自己ヒーリングしましょうよ。
この映画は、一人で観るも良し、デートで観るも良し、勿論家族で観るも良しと、誰でも皆が楽しめる映画だ。
シャンティーとは、平安と言う意味だけれど、正にこの映画を観れば、心はシャンティーに絶対なれます。
映画の後半では、端役の大部屋俳優が、ある事件が起こり、亡くなると、しっかり生まれ変わり、30年経つと、何と大スターにリーインカネイションしていたと言う、正に、インドらしい、幸せな来世の登場になる。
しかし、主人公は、ある日過去世の記憶を蘇らせる事から、話は、急展開していく。
インドらしい、カルマの法則顕在!いよいよドラマは盛り上がっていきます!
でも、そんな流れのストーリーでも、全編歌って、踊りまくるヒーローは楽しいキャラ!
このオーム・プラカージュを演じているのは、インドの大スターである、シャー・ルク・カーン。彼の出演作は、今年公開された、「命ある限り」や「闇の帝王」など、ドンシリーズが有る。
私のお薦めの彼の出演作は、「マイネーム・イズ・ハーン」と言う911絡みのシリアスで素晴らしい作品です。
このオームの相手役のヒロインも本当に綺麗で、魅せられます。そして彼女は新人だと言うから驚きでした!本当に出演者が、イケメンと美女ばかりなのもインド映画らしい!
未だ、楽しい、歌と踊りのインド映画を観た事が無いと言う方は、是非是非、映画館の大きなスクリーンで、御堪能あれ!
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