劇場公開日 2013年4月20日

闇の帝王DON ベルリン強奪作戦のレビュー・感想・評価

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4.0シャー・ルク・カーンのボリウッド版ルパン三世

2025年11月30日
PCから投稿

ボリウッドのキングことシャー・ルク・カーンが暗黒街を牛耳る犯罪王を演じたアクション巨編。一応『DON(ドン) 過去を消された男』の続編で、プリヤンカー・チョープラーとかボーマン・イラニとかも再登場しているが、お話としては整合性が取れないところもあり、別に前作を知らなくてもぜんぜん問題なく観られる話ではある。

主人公のドンは国際的な犯罪王で、同時に愉快犯の泥棒でもある。それを追うのがプリヤンカー・チョープラー扮する捜査官。「ルパン三世」でいう銭形みたいな役どころだが、なんとなくドンと恋の火花らしきものが散ったりする。

シャー・ルク・カーンは前作からドンのキャラ付けとして気持ち悪い笑いを連発するのだが、基本的にはやはり大スターのシャー・ルク・カーン。アンチヒーローである以上にヒーロー要素があって、犯罪王で泥棒だけど素直に応援してしまう。全編これでもかとばかりにシャー・ルク・カーンのカッコいいアクション、ずぶ濡れの姿、切ない瞳と華麗でパワフルなダンスが詰め込まれていて、気持ちいいくらいのスター映画である。

それでいてプリヤンカー・チョープラーとの一番の見せ場ともいえる、変装したドンと女捜査官がダンスを踊るシーンでは、変装した姿として後輩スターのリティク・ローシャンがゲスト出演。もうとてつもない美男と美女が緊張感を高めながら踊るシーンは眼福としかいいようがない。

最近はすっかり増えたが、ハリウッド的アクション大作に接近したボリウッド映画の走りでもある。今後もドンと仲間たちの活躍を見てみたいし、実際続編も企画されていたと思うのだが、シリーズ2作を撮ったファルハーン・アクタルがすっかり映画スター&プロデューサーになって監督業から遠ざかっていることもあって、十数年進展がない。でもこれくらい荒唐無稽なノリをやり抜くシャー・ルク・カーンをもっと観たいので、何本でも続けていただきたいと思っています。

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村山章

3.0普通にいい

2015年5月23日
iPhoneアプリから投稿

アクション映画としてはなかなか面白いよ。インドダンスシーンはいらないかな

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素子